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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2016/04/17〜2016/04/20

●問題は阿蘇山大噴火●

危ぶむ阿蘇山大噴火 震源結ぶ真ん中に…専門家指摘
[2016年4月17日9時54分 



 熊本地震は16日、大分県を含めた広範囲に被害を広げた。熊本市だけでなく、南阿蘇村でも震度6強を観測した。

 熊本、阿蘇、大分。震源は布田川断層帯を北東方向に延長したほぼ一直線上に並ぶ。なぜ地震の発生は拡大したのか。産業技術総合研究所の吾妻崇主任研究員(変動地形学)は「大きな地震が起きると、地殻変動や地震波によって、周辺で地震が誘発されることがある」と説明。名古屋大の鷺谷威教授(地殻変動学)も「もともと力がたまっていて(動く)準備はできていた。その導火線に火が付いたような形」とみる。

 さらなる懸念は阿蘇山への影響だ。16日は午前4時前に周辺で震度6強が発生。午前8時半には小規模噴火があった。阿蘇火山博物館の須藤靖明学術顧問(火山物理学)は「今のところ灰を出すだけだが、それで済むかは分からない」と危ぶむ。須藤顧問は「熊本から大分まで、九州を横切る大きな断層の1つで地震活動が活発化したように見える。その真ん中にあるのが阿蘇山」と指摘。一連の活動の影響により「中岳第1火口で昨年まであった活動がぶり返す可能性がある。2年ほど前に見つかったマグマだまりには、まだマグマが残っており、それが出てくるような噴火になるかもしれない」と話す。