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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 〜2015/04/28

ここで以前紹介された
クローズアップ現代で放送された
原発作業員が去っていく  福島第一原発“廃炉”の現実
の中で、中央大学法科大学院教授安潤司氏の発言によると
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お金の確保には2つしかない
電気料金の値上げか税金の投入

もともと原発は国策として導入されたものですし、国民全体が利益を受けてきたことですからその後始末も国民全体の課題として考えなければならないんじゃないでしょうか
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彼の地には十年以上掛けて無農薬リンゴの栽培に成功した農家があったと思う(他の作物にせよ同じ)当時リンゴを無農薬で栽培することは非常識だったが、何度も失敗しながらとうとう非常に優れた性質を持つリンゴが栽培できるようになり、世間にも知られるようになってこれから苦労が実を結ぶ筈だった

イタリアかどこかでは、大地震が来ないと言った学者が有罪になった
税金の投入の前に、絶対安全と言い放った原子力村や当時の東電幹部は、歴史的事実をないがしろにして、十分な安全対策を怠るどころか、当初付いていた安全装置まで外していた。「税金の投入」と簡単に言う前に、先ず、これらの大罪人の財産没収が先の筈だ

「国民全体が利益を受けてきたことですから」冗談か?法外な利益を受けてきたのは原子力村関係者、関連事業者などだ。決して国民は利益を受けていない。例えこの災害が無かったとしても
原発の発電コストは得意の粉飾決算まがいの計算であって、廃炉完了までのトータルコストでは水力・火力より高い(廃炉技術は今も確率されていないのでまだ高くなる)
使用済み燃料棒は高速増殖炉で何度も再生されるなら、確かにコストは下がったかもしれないが、すでに破綻してしまった。
その結果、お宝だった筈の使用済み燃料棒は何万年も厳重に管理しなければならない巨額の負債の元となった

炭酸ガスの温暖化への影響はどれほどのものかまだ良くわかっていない。一方で原発の冷却による海水温の上昇は確実なことだ。昔大きな工場の冷却用の排水は、海水温を上昇させる公害の一種として規制されていた筈だが、原発には規制は無いということか
原発が温暖化対策になっていないし、原発無しでも現状間に合っていたことがわかったし、原発のために発電コストが高く設定されて国民は割だかな電気代を払わされ、企業は国際競争力をそがれている。
「国民全体が利益を受けてきた」のではなく、損害を受けてきたのが現実

この番組では国谷氏の知的なイメージで、つい本当かと思わせるが、環境ホルモン、海洋深層水、ダイオキシンなど、時々とんでもなことを放送している