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日本通信(株)【9424】の掲示板 2021/03/17

復習■2/25 16:21

MSプレミアム=動きだす“未来シティー構想”―トヨタが着工、政府は地方自治体の選定へ
 
未来都市「スーパーシティー」構想がついに動き始めた。

トヨタ自動車<7203.T>が静岡県裾野市で「ウーブン・シティー」を着工したほか、政府が候補地の選別に動く中で参加に名乗りを上げる企業が増えている。

 トヨタのウーブン・シティーは、自動運転や移動サービスのMaaS(=マース、モビリティーー・アズ・ア・サービス)、ロボット、AI(人工知能)などを積極的に導入する。住人が実際に生活しながら先端技術に触れる壮大な実験が行われる。2025年までには入居を開始し、最終的には2000人以上が暮らす予定だ。

 こうしたスーパーシティーの設立を政府も後押しする。現在は構想を実践する地方自治体を募っており、今春にも5カ所程度を選定する見通し。大阪府・市、宮城県仙台市、愛知県常滑市、茨城県つくば市、群馬県前橋市などが手を上げている。

 スーパーシティーでは昨年成立した改正国家戦略特区法の下、住人や企業が生み出すデータを横断的に収集・分析して行政手続きや物流、交通などのサービスの利便性を高める。データを蓄積する基盤は「都市OS」と呼ばれ、企業や大学、他の自治体との連携も進められる。

 AIサービスを提供するHEROZ<4382.T>は、都市OSの本命格だ。同社はスーパーシティー構想の実現を目指す団体「オープンラボ」に加盟。AIなどの先端技術を駆使して自治体のプラットフォーム構築を支援していく。株価は19年をピークに調整が続いたが、足元では底打ち感が出始めている。

 データを使ったサービスでは、エムティーアイ<9438.T>も浮上する。オンライン診療システムや薬歴クラウドを手掛ける同社もオープンラボに参画。また、スマートフォンによる決済と集金・送金のサービスも注目される。

 マース周辺では、トヨタと先端分野で関係の深いヴィッツ<4440.T>が浮上する。自動車向け組み込みシステムを主力とし、自動運転やAIに強みを持つ。

 このほか、前橋市のスーパーシティー構想には日本通信<9424.T>が参加。大阪関連ではご当地株の杉村倉庫<9307.T>もマークしたい。