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ANAホールディングス(株)【9202】の掲示板 2021/04/27〜2021/05/03

「ワクチン敗戦国」日本が絶望的に後れる惨状
接種で先行した国は著しく感染数が減っている
2021年05月02日
野口 悠紀雄 : 一橋大学名誉教授
あのアメリカですら感染者数が激減しているのに…
ワクチン接種が進展している国で、感染者数が劇的に減少している。

イスラエルでは、正常な生活が始まっている。イギリスも、感染者が大幅に減少し、夏頃の経済正常化を目指している。アメリカでは、集団免疫の獲得が可能という。国家の強権でなく、科学の力によってコロナを克服できる希望が見えてきた。

しかし、日本では、ワクチンの接種は遅々として進まない。高齢者にかぎっても、完了は来春との見方が示されている。

世界が正常化に向かう中で、日本が取り残される危険がある。

  • >>990

    ワクチン接種が進む国で感染者が劇減

    われわれはついこの間まで、つぎのように考えていた。 


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    欧米では、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。とくに、変異株によってその傾向が強まっている。それに対して日本では、理由ははっきりしないが、感染者の数は欧米諸国に比べて桁違いに少ない。不幸中の幸いだ。

    しかし、この状況は、この数カ月間で一変してしまった。

    日本ではいま感染爆発が始まっている。そして、これは、日本に限らず世界共通のことだと考えている人が、日本には多い。

    しかし事実はまったく異なる。

    ワクチン接種がスムーズに進んでいる国では、感染者数が劇的に減少しているのだ。

    その典型が、イスラエル、イギリス、そしてアメリカだ。これらの国では、昨年12月からワクチンの接種が始まっている。

    日本とイスラエルを対比すると、ワクチン接種状況の違いが、恐ろしいほど明確に表れている。