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フィンテック グローバル(株)【8789】の掲示板 2016/02/13〜2016/02/18



■ムーミンパークが、"埼玉の奥地"を選んだワケ
  成功の要は「非クルマ」の交通アクセス整備
 長瀧菜摘 :東洋経済オンライン 2015年07月01日

●「メッツァ」は、フィンランド語で「森」を表す言葉だ。開設予定地は東京都心から電車で1時間前後の埼玉県・飯能市。宮沢湖畔の自然豊かな土地(約18万平方メートル、東京ドーム約4個分)に、「パブリックゾーン」「ムーミンゾーン」の2つからなるテーマパークを建設するという。2017年に開業する計画だ。

●ムーミンを題材にこれほど大規模なテーマパークが作られるのは、作者のトーベ・ヤンソン氏の故郷・フィンランド以外では、日本が初めてだ。

●テーマパークの開設にかかる総投資額は明らかにされていないが、フィンテックは、宮沢湖畔の用地を西武鉄道から6億円で取得。今後アトラクションの建設に応じて、スポンサーを募っていく方針だ。

●もともと開業は2015~16年中を予定していた。ところが、今回は「2017年の早いうちの開業」(玉井社長)と、当初の見通しから後ろ倒しすることが発表されている。その要因となったのが、パークの規模と立地に関する大幅な“方向転換”だ。


●最終的に予定地に決定したのが埼玉県・飯能市だ。実は同市、トーベ・ヤンソン氏お墨付きでムーミン童話の世界を再現した「あけぼの子どもの森公園」(1997年設立)を持っているなど、ムーミンにはもともと縁がある。2013年にフィンテックがムーミンのテーマパークを作るというニュースが出るやいなや、早速市を上げての誘致活動に乗り出した。


●テーマパークに限らない話だがビジネスが持続的に成長し、安定収益を上げていくためには新規客の獲得だけでは限界がある。パークの内容はもちろんのこと、アクセスの不便さを感じさせないことがリピーターを獲得するための条件の一つとなる。西武鉄道の若林久社長は「現地での交通アクセスの利便性向上に協力していきたい」と、パーク開業に向けた交通アクセス改善に意欲を示している。西武鉄道がどこまで踏み込めるかが、カギとなるだろう。