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松井証券(株)【8628】の掲示板 2019/03/28〜2019/05/20


松井証券 記念配権利落ちで売り 売買低調で業績も不透明
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27日の東京株式市場で松井証券株が大幅に反落した。一時前日比10%(114円)安の1080円まで下落し、2018年7月以来8カ月ぶりの安値を付けた。26日の3月期企業の権利付き最終売買日を過ぎたことで、同社が19年3月期末に株主に付与する「創業100周年記念配当」を得た個人投資家などの見切り売りが広がった。
終値は前日比9%(102円)安の1092円。売買代金は26日に65億円に達し、14年11月以来の高水準だった。27日の売買代金も63億円と高水準が続いた。
松井は今期末に総額100億円(1株当たり39円)の創業100周年記念配当を実施する。18年7月には、通期の1株配当額を普通配を含めて84円とすると発表していた。配当利回りは7%前後となり、利回り狙いの資金が流入し続けた。18年12月には約4年11カ月ぶりの高値を付けていた。
証券会社は業績が株式市場の状況に連動しやすく、通期の配当を期末が迫った段階で公表する場合が多い。だが松井は記念配がなくなる20年3月期の配当予定額についても、今年2月に既に45円で発表している。普通配ベースで見れば横ばいだが「権利落ち後の下落を見込んだヘッジファンドの空売りが入った」(国内証券)とみられ、大幅安を招いた。
株式市場の売買が低水準で推移するなど、証券会社の業況は苦しく、松井の株価の先行きも予断を許さない。一方で、信用取引の売りを出すために株を借りるときに必要なコスト「逆日歩」は26日時点で10円5銭と高水準だ。下落一巡後は売り方の買い戻しが入る可能性がある。