ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2017/03/24〜2017/03/29

(2/2)
中国人民銀行(中央銀行)は借り入れコストをいくらか引き上げ、政府は与信の抑制に向け手綱を締めると述べてきたものの、CBBインターナショナルの調査によると、中国企業は金融機関から借り入れを増やすよう促されてきた。
 調査に応じた企業が1-3月期に負担した平均金利(融資元は銀行と、「シャドーバンキング」と呼ばれる影の銀行)は6.22%と4年ぶりの低水準に近く、リポートは金融政策が依然として緩和的な証拠だと指摘している。
 調査からは、1-3月期の企業利益とキャッシュフロー、在庫が16年10-12月期と比べて軒並み改善し、雇用も安定的に成長したことが判明。しかし、ほとんどは国有企業での雇用増加で、民間企業の雇用は停滞していることも明らかになった。
 調査によると、1-3月期の雇用は製造業とコモディティーセクターに集中。10-12月期と比較した売上高、利益、設備投資の伸びは、製造業がサービスセクターを上回ったという。
 小売セクターでは1-3月期の利益と設備投資、キャッシュフロー、採用者数がすべて10-12月期から減少した。1-3月期には春節(旧正月)の長い連休が含まれるため驚くべきことではないが、調査からは金利が大幅に下がったにもかかわらず小売業者が借り入れを減らしていたことが判明し、将来に対する「自信のなさ」が示唆された格好となった。
 リポートは、これら全てが「旧来型の経済が新しい経済の成長を妨げている」ことを示していると指摘。「1-3月期が現実を反映しているなら、17年は消費者にとって不幸な年になるだろう」と警告した。