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菱洋エレクトロ(株)【8068】の掲示板 2015/04/29〜2020/03/11


レベル3は人が関与しない完全な自動運転ではなく、運転席にはドライバーが乗る。障害物などがあって安全な運行が難しい場合は、人に代わる必要がある。国交省は人への運転交代を確実にできるようにする安全システムについて基準を作る。利用者の技術への信頼を高める。
人の状態を監視するシステムの装備を義務付ける。人が居眠りしていたり、失神していたりすると、自動運転からの切り替えに対応できず、事故につながる。
国交省はドライバーの目の動きや体の状態を撮影するカメラの搭載をメーカーに求める。脈拍などを計測するセンサーや、ドライバーを監視して異常時に警告を発する装置の搭載も検討する。
人が運転できなくなった場合に備え、車を自動で道路の端に寄せて停止するようなシステムの搭載も想定している。自動運転から手動に切り替える際に、手動に移行する何秒前からアラートを鳴らすべきかといった条件を決める方針だ。
政府は3月に道路交通法の改正案を閣議決定し、利用者向けのルールを定めた。自動運転中はスマートフォンの操作や車載テレビを見ることができる。居眠りや飲酒運転はできない。
利用者向けルールを踏まえて、自動運転技術を開発するメーカー向けの基準づくりを急ぐ。新たな基準は道路運送車両法に基づき、メーカーに対応する義務を負わせる。20年までに国交省の有識者会議で詳細を詰める。
自動運転の装備を巡る安全基準は海外でも議論が進んでいる。一部の仕様しか固まっておらず、国際的な安全システムの基準づくりはこれからだ。国交省は海外の当局と連携し、ルール作りを主導する考えだ。
一方で、メーカーは基準が決まる前から安全システムの開発を進めている。どのような装置を開発して搭載すればよいのか戸惑っている面があった。国交省は基準をつくることで、国内メーカーの開発を後押しすることにした。