ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

築地魚市場(株)【8039】の掲示板 2021/03/13〜2021/06/14

>>931

日本の水産卸売市場は、従来から地方卸売市場の県単位では(独占を避けるため)複数設置となっていたが、独占を避ける事より効率化重視のために合併により県単位では1つでよいという風潮になっている。
東京水産卸売市場についても、現在の7つの「大卸」が2~3つに集約化されるとの見方が強い。
2~3とは「中央魚類」「東都水産」「大都魚類(一昨年TOBにより上場廃止、マルハ系)」の3強に「築地魚市場」が4番目の、(5~7番目は弱小)この4社を巡る主導権争いの事。
2~3の大卸に集約化される場合、築地魚市場がある意味ではキキャスティングボートを握っているといえる。
(中央魚類、東都水産の2社は、当然自らは生き残ると考えている)
築地魚市場の取り扱いは年間700億円~800億円、この会社の株式の時価総額が25億円だったのが急騰してもいまだ50億円。商売を考えるならこの会社の支配権を得て、キャスティングボートを取ろうと考えるはず。
また、もう一つのねらい目は、湾岸再開発を巡る主要プレーヤーとなろうとする動き。横浜のみなとみらいカジノ構想ではないがそのような再開発への新たな動きに、この水産大卸各社の湾岸土地を巡る、再開発既得権を外せない。
過去100年近い水産卸売市場の歴史の中で、いわば湾岸の土地の所有権は東京都だとしても、各社には「地上権(利用権)」なるものが存在している。
いぜれにせよ、「おいしい話」で50億円をはるかに上回る価値がある。