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任天堂(株)【7974】の掲示板 2024/05/01〜2024/05/07

今の大衆消費社会は、飽食の時代であり、選択できる良いものは無数にあるので、全ての要素が高いレベルで揃っていないと消費の対象にはなりません。少しでも欠けているところがあると選択してもらえないということです。

ゲーム機についてこの要素を数えると、良いゲームが揃っていること、良いハードであること、価格が妥当なことなどが挙げられ、これらのどれもが高い水準にあって、バランス良く揃っていて、初めて選択の対象として認識されます。

さらに、これらの要素は無数のサブ要素から成り立っていて、その全てが高い水準にあることが必要です。

どこかが特別に良くても、他に少しでも問題があれば、その段階で大衆の選択肢から外されるのです。

多くのアナリストが、スイッチの評価で的外れな結果になっている理由は、この網羅的な高品質というものが、なかなか一言では言い表せないからです。

自分はスイッチを発売日に買って、これまで使い続けていますが、それを採点すると、全体に無数にある要素のほぼ全てが及第点に達していて、これは嫌だなと感じることは皆無です。よくできているということです。

もし、この全体のどこかに、これは我慢ならないというようなことがあれば、親戚に子供にプレゼントしているのですが、そうする動機が見当たらないのです。

もちろん、細かな不満はたくさんありますが、そのどれもが、まあギリギリ我慢できるレベルにあるのです。

まあ、そのギリギリの品質は、任天堂も十分に理解していて、コストなどとの兼ね合いで導き出したギリギリの仕様ということです。

要するに、この飽食の時代でも、しかも開発されてから8年も経つ製品が、今も安定して売れている理由は、このギリギリの仕様が不満を感じさせないレベルに揃えられているということの凄さがすごいということです。