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人気ゲームソフト「どうぶつの森」の発売延期を受け、任天堂の株価が12日大きく下落した。一時、前日比1470円(3・73%)安の3万7900円まで値を下げ、約2カ月ぶりの下げ幅となった。終値は同1390円(3・53%)安の3万7980円。

 任天堂は米国で11日開幕した世界最大級のゲーム見本市「E3」で、年内を予定していたソフト「あつまれ どうぶつの森」のニンテンドースイッチ版の発売日を、来年3月20日に変更すると発表した。小泉歓晃執行役員は「よりよい形でお届けするために、もう少し開発の時間をいただく」という。

 どうぶつの森シリーズは人気が高く、同社の看板ソフトの一つ。新作はクリスマス商戦に間に合うように10~11月に発売される、との見方が市場では広がっていた。発売延期が伝わり、「新作の売り上げは2020年3月期業績に反映されないとみた投資家の売りが広がった」(大手証券アナリスト)という。

 ログイン前の続き19年3月期決算の好業績や、中国でニンテンドースイッチの発売許可が下りたことを受け、任天堂株は4月以降、上昇傾向だった。発売延期の情報を受け、いったん利益を確定させる動きも広がったとみられる。