ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)システムソフト【7527】の掲示板 2016/07/31〜2016/08/06

●規制緩和「2泊3日容認」のインパクト

 そうしたなか、政府の規制緩和を背景に新たなテーマ物色の流れが形成されている。マンションや戸建てなど民間住宅の空き部屋を旅行者に貸し出す「民泊」をテーマに、関連銘柄が軒並み急動意となりマーケットの耳目を集めた。

 5日付の日本経済新聞が、政府は国際戦略特区で民泊を短期滞在客向けにも解禁する方針にあると報じたことが、全般買い手掛かり不足で資金の投下場所に難儀する短期筋の食指を動かした。これまでは6泊7日以上滞在する日数要件が参入のハードルを高くしていたが、政府としてはこれを2泊3日以上に短縮することで、民泊事業を手掛ける業者や個人が持つ空き家の稼働率を高める狙いだ。一見、規制緩和としてはサプライズ的要素に乏しいようにも見えるが、“観光立国日本”を標榜する安倍政権のもと、訪日外国人需要にも対応する有力テーマとして、民泊がマーケットに再認識されるには十分なインパクトがあった。

●一連の有力銘柄、再び浮上へ

 朝方はここぞとばかりに資金が流れ込み、関連株は総蜂起の状態。目ぼしいところでは、東京23区を中心にサブリースを中心とした不動産管理・仲介を行い国家戦略特区の大田区から民泊事業の認定を受けているAMBITION <3300> [東証M]、ネットを活用して民泊代行サービスを手掛けるインベスターズクラウド <1435> [東証M]、賃貸斡旋・管理ビジネスを手掛け民泊専門サイトも開設しているアパマンショップホールディングス <8889> [JQ]などはいずれもカイ気配スタートと気を吐いた。このほか、不動産情報サイト大手で民泊予約サービスも展開するネクスト <2120> や、デザインマンション開発を手掛け、共同で民泊プロジェクトを立ち上げているプロパスト <3236> [JQ]、旅行情報サイトを展開し民泊などインバウンド需要の取り込みに注力するオープンドア <3926> [東証M]、民泊向けに見守り・管理サービスに参入するALSOK <2331> など、同テーマの“常連銘柄”が物色資金を引き寄せている。