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シャープ(株)【6753】の掲示板 2018/06/09〜2018/06/14

>>22

可能性ありと思います。

シャープが成長へとかじを切る。5日には最大2千億円の公募増資を実施、主力2行が保有する優先株を買い取る方針を表明した。“負の遺産処理”にメドをつけたシャープは、高精細の映像技術「8K」テレビやAI(人工知能)などで攻めの姿勢を鮮明にする。

親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業が苦戦するなか、親子で成長戦略をどこまで実らせることができるかに注目が集まる。
 
「会社経営の自由度を高めるうえで大事だと考えていた」。シャープの戴正呉社長は、2千億円の公募増資で優先株を買い取り消却する意義をこう語る。
 
シャープは経営危機後の2016年に鴻海傘下に入った。戴社長の構造改革の下、18年3月期に4期ぶりの最終黒字に転換、業績は回復している。
 だが、回復途上でも格付け会社の判断はいずれも「投機的水準」のまま。格上げを阻んでいたのが優先株だった。この負の遺産を処理することで、より有利な条件での資金調達に道が開ける。
 
財務健全化後に市場が求めるのは成長への道筋だ。20年3月期までの中期計画でシャープは「8K」技術や、AIとあらゆるモノがネットにつながるIoTを組み合わせた商材を成長の原動力に据える。
 昨秋には世界初となる8K液晶テレビを市場に投入。競合他社が足踏みするなか、さらに商品群を拡充する方針を示す。

 IoTでは目立つ動きがなかったが、5日発表した東芝のパソコン事業買収にその布石が入り交じっている。
 パソコン事業を手掛ける東芝クライアントソリューション(東京・江東)は国内外に約400人のIT(情報技術)関連技術者を抱える。戴社長は「シャープのIoTとAIの部隊との相乗効果が出てくる」といい、収益最大化に自信を示す。

 シャープが成長へ歩み出す一方で、世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)である親会社の鴻海は苦戦している。17年12月期の連結純利益は1387億台湾ドル(約5100億円)と、前の期に比べ7%減少。受託生産する米アップルの「iPhone X」減速が響き、08年のリーマン・ショック以来9期ぶりの減益だった。


出典:日経新聞