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平田機工(株)【6258】の掲示板 2017/07/16〜2017/08/14

 一部に上場する前から気なっていたのだが、平田機工の海外売上高比率が低いこと。
一部市場へ上場したが、500億円を超える規模の企業で海外売上高比率が低い企業の代表格である。
1Q決算でも海外売上高比率は僅か11%。北米市場だけだと2%。欧州だけだと僅か0.7%。
海外戦略を強化する必要がある。今後、発表予定の中期計画に反映させることを要求する。
 
 これでは、中国や韓国での有機ELディスプレイ新規製造ライン増設や北米、中国、欧州でのEV高成長性市場へのEV製造用設備関連での受注に対しては蚊帳の外である。

(参考)EV関連事項:

◎EV市場の実績並びに動向:
2014年: 42.3万台
2015年: 74.6万台(前年度比:+75%)
2016年:120.9万台(前年度比:+62%)
(内訳)
中国 :48.3万台
米国 :29.7万台
欧州 :25.9万台
日本 : 8.6万台
その他: 8.4万台
2017~2021年:年平均成長率(CARG)予想:+38%

◎主要各社EV戦略:
(1)VW:
2016年、EV世界販売で首位に立った。中国の国策に応じて、世界販売の約30%を2025年までにEVにする戦略。現在、世界販売の40%が中国向け。
(2)GM:
2016年に発売した「シボレー・ボルトEV」が米国の減税政策で実質300万円前半で購入可能となり人気。
航続距離約400km。
(3)現代:
EV専用ブランド「アイオニック」を2016年発売。2020年までにEV車種を28まで増加する。
(4)ボルボ:
2019年以降はエンジンのみで走る車を撤廃。2019~2021年に5EV車種販売計画。
(5)日産三菱・ルノー:
2017年9月に「リーフ」全面改良。中国で廉価版EVを開発中。
(6)トヨタ:
2016年末EV開発組織設置。マツダとEV共同開発開始。
(7)テスラ:
量販型新車種「モデル3」の販売開始。価格390万円。日産リーフの累計売上を上回る37万台超の販売予約獲得。

◎主要各国のEV関連政策:
(1)英国・フランス:
2040年までにガソリン車販売禁止。
(2)米国:
今秋から10州で琲ガスゼロのエコカー車販売のための規制。全州で、2018年モデルから琲ガスゼロの車を販売する規制検討中。HVはエコカーの対象外。
(3)中国:
EV購入に補助金。2017年中に15万基の充電スタンドを国策で整備。ガソリン車を作るメーカーに罰金制度検討中。2018年にも一定量のEVの生産・販売を義務づける規制導入。北京市:EVを運転制限の対象外。上海:EVの高価なナンバー取得を無料化。