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日進工具(株)【6157】の掲示板 2015/04/28〜2020/08/29

毎年毎年ストックオプションで新株が発行されるため、長期で保有するほど「持分が徐々に希薄化していく」銘柄になってしまいました。
当然、ストックオプションで新たに発行される株にも配当を出さなければなりませんし(キャッシュアウト)、新たに発行される株は「1株あたり利益」や「1株あたりの株主資本」などの指標を悪化させ続けます。
また需給に与える影響も、流動性の高い銘柄ならば限定的でしょうが、流動性の低い銘柄の場合は毎年重石が加わるような形になるのでしょう。

あとこれは私独特の考えかもしれませんが、「モノづくりの振興」を考えると、「ストックオプションは最もそぐわない評価報酬制度」ではないでしょうか。
モノづくりの振興には、優秀な技術者を応援するような評価報酬制度がふさわしいと思いますが、「株価を大きく下げた経営陣により多くの株数が付与されることになってしまうストックオプション」はとてもヘンですよね。

今後20年、30年と長期の影響を考えて暗澹とした気分になりましたが、そういった「希薄化」と「制度面の悪影響」のため『ストックオプションは「従業員持株会の一般社員の方々」と「長期投資家」の大敵になる』と私は考えます。
「流動性の乏しい企業がストックオプションを導入した後の株価」は得てして冴えませんが、今回もその例に漏れない感じかと思いますし、株価は正直なので特に意外感はなく「自然な流れ」と毎回感じます。