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(株)チャーム・ケア・コーポレーション【6062】の掲示板 2023/12/19〜

  • 316

    りんご 強く買いたい 3月17日 17:30

    >>315

    うーん、悩ましいところですね。社長もその辺りについて苦心しているようですが、私としてはバランス感覚が重要で、グランはチャームケアのフラッグシップとしての役割もあるのかなと思っています。最近は開設を減らしていますし…。
    決算説明のQAで社長も胸の内を生々しく語っていますよね。常不信の精神でトライアルアンドエラーを試みていって欲しいと思います。
    個人的には「現行のIT化や最適化とはまた違う、働き方の改革」の内容が気になっています。

    質問者:高価格帯ホームについてうかがいます。入居率の達成が当初の予定どおりではなく、3年以上かかっています。こちらはどのように分析し、何が問題だと考えていますか?

    下村:原因ははっきりわかりません。富裕層のみなさまはけっこういてニーズはあるものの、そのような人はお手伝いさんがいるなどいろいろな状況があると思います。

    また自宅にいたいという方も多いのではないかと想像しています。ただし、自宅介護の状況は徐々に煮詰まってきており、想定した以上に時間がかかっているだけだと考えています。

    高価格帯ホームの1人あたりの月額料はだいたい100万円で、介護保険の20万円を合わせて120万円です。つまり、1人増えると年間で1,440万円のプラスです。コスト増としては給食代が年間100万円ぐらいで、1,440万円の売上のほとんどは利益に計上されることになります。

    例えば5人が入居すると、年間約7,000万円が売上で、それに対してスタッフが1人か2人増えるぐらいのため、売上利益が一気に上がるというメリットがあります。その損益分岐点に到達するまでに時間がかかっているという状況のため、そこからプラスになるとどんどん増えていきます。

    高価格帯ホームの案件がきたからといって手当たり次第に開設するのではなく、中価格帯とバランス良く行っていく予定です。

    ちなみに今期の中価格帯については本当に早く、初月で30人程度が入っているホームもあります。このように、今期の業績のプラス材料として新規開設ホームが非常に好調です。今までは新規開設ホームが足を引っ張っていたのですが、それがプラスになってきています。

    ただし、私どもとしてはやはり高価格帯ホームをすることによってブランド力も維持していきたいと考えています。大きなニーズはあるため、バランスを見ながらがんばって継続していきます。

    質問者:新規開設ホームが非常に好調なのは、やはりコロナ禍が明けたためでしょうか? コロナ禍が明けて営業しやすくなったと考えていますか?

    下村:それだけではないと思います。今期は人員配置の適正化やIT化といった、いろいろな取り組みが総合的にうまく機能してきました。実際に、1人当たりの生産性が2万5,000円上がっています。お客さまからいただくお金は変わらないため、それだけスタッフの数が減っていることになります。スタッフが減ったことによるお客さまからのクレームもありません。人間の能力は計り知れないものです。私の好きな言葉は、「常不信」です。これは「常識を信じるな」という意味で、「常識」とは「今、行っていること」です。すなわち、常不信とは「現状打破」です。今取り組んでいることを、すべて打ち壊してみるのです。

    今社内では、この働き方改革の方法自体も変えようとしています。そのためモデルホームを決めて、現行のIT化や最適化とはまた違う、働き方の改革に取り組んでいるところです。

    介護の世界では、昔から続いてきたことが正解だと思われています。私どもはそれを一度打壊してみようと考えています。駄目ならば戻せばよいのです。今、そのような現状打破に、会社全体で取り組んでいるところです。