ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

SWCC(株)【5805】の掲示板 2021/09/27〜2023/08/04

昭和電線ケーブルシステムがシールドルーム3棟建設。電力機器の検査能力強化
8/25(木) 6:03 Yahoo!ニュース
 昭和電線ケーブルシステム(本社・川崎市川崎区、社長・川瀬幸雄氏)は、主力製造拠点の一つである相模原事業所(相模原市中央区)でシールドルーム棟を3棟を建設。設備を増強し高性能電力機器「サイコネックス」の検査能力を高める。中期的に進める能力増強策の一環。9月に1棟、2023年度上期中に2棟を稼働させる。シールドルーム棟建設と配備する試験機器の投資額は合計で約3億6千万円。
 高圧電力ケーブル用の高性能コネクタ「サイコネックス」は同社の戦略製品。発電所や変電所で電力ケーブル接続工事の工期短縮や省力化に貢献するほか、耐震性に優れることも特長となっている。再生可能エネルギー導入や電力関連設備の老朽化更新などが進む中、性能が認められ需要は堅調に推移。今後さらに販売拡大が見込まれるため増産投資を進めている。今回のシールドルーム建設はそのための取り組みの一部。
 シールドルームは鉄製の特殊な網で部屋を覆い、磁場や電波などの侵入を防ぐための施設。製品に大きな電圧をかけて試験する際に、外部からのノイズの影響をなくして、正確なデータを収集するために用いる。
 事業所内の再編で既存シールドルームから、新築シールドルームに検査工程を拡張移転。一部試験機器を更新・新設するため検査能力はアップする。建屋面積は第1シールド棟が315平方メートルで、第2棟・第3棟がそれぞれ135平方メートル。第1棟の検査能力は現行と同じだが、第2棟・第3棟の能力は同1・5倍となる。品質保証部相模原品質保証課の勝見健一課長は「最高レベルの検査精度を維持しながら、検査可能な個数を大幅に増やす」と話している。