ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

SWCC(株)【5805】の掲示板 2018/12/18〜2019/12/31

世界的な視野に立って見れば、特に欧州・アメリカなどは積極的で、年間数億 から数十億円規模の「熱電発電」に関わる巨大プロジェクトが複数立ち上げられ ています。世界大手の自動車メーカー、電機メーカー、化学メーカーなどが数多く 参入し、中には国家間を越えたものまであるとのこと。また、ヨーロッパでは、 2015年と2020年に自動車の燃費効率に対しての排ガスや二酸化炭素排出量の 制限が厳しく設けられる規制があることから、自動車メーカー数社は、すでに熱 電導入を検討し、燃費効率向上によって規制をクリアするためのプロジェクトも 計画されているとのことです。  日本では長らく「熱電発電」に関わる大型の研究やプロジェクトは動いていま せんでした。しかし、あの東日本大震災以降、脱原発への動きに伴う代替エネルギーの候補は、太陽光や風力、水力、地熱な どの自然再生エネルギーに加えて、熱電にも注目が集まってきています。  西尾先生は言います。「熱電はそもそも、主力となるエネルギーではなく、例えば、火力発電所にしても、太陽光発電にして も、出てくる排熱を有効的に再利用することができるものという位置づけであって、つまりは、シナジー効果、リカバーできる共 存可能な発電方法のひとつとして考えられているのです。」と。つまり、“熱あるところには、熱電変換あり” ということなのです。