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(株)CKサンエツ【5757】の掲示板 2020/11/15〜2021/07/13

鉄鋼新聞より
 伸銅品の板条メーカーの生産が繁忙だ。自動車や通信機器用部材としての引き合いが強く、昨夏から各社工場はフル稼働が続いている。足元では受注量が生産能力を上回るメーカーも複数あり、残業や休日出勤したり、納期を調整したりして対応しているという。来年度上期まで旺盛な需要が続くとの見方が強く、ゴールデンウィークの稼働も検討しているメーカーもある。
 伸銅品の板条製品は自動車やスマートフォン、パソコンの端子・コネクタ材などに使われ、年間40万トン前後生産される。昨夏から自動車生産回復や巣ごもり需要に伴う通信機器需要増により受注が急増。DOWAメタルテックグループで車載向け銅条を生産するDOWAメタル(静岡県磐田市)、電子部材など向けの銅条を生産するDOWAメタニクス(同県同市)、JX金属倉見工場(神奈川県寒川町)の圧延銅箔・銅合金条生産ラインなど、複数の工場がフル稼働となっている。
 ただ、自動車・通信機器向けともに、需要家が将来の需要増を見越して在庫を積み増しており、各社の在庫が充実する今年1月前後に受注が落ち着いてくるとメーカー各社はみていた。しかし、1月以降も生産工場の繁忙は続いている。「自動車向けなど需要動向に変化の兆しがない」(DOWAメタルテック)、「本来1~3月は不需要期だが、通信機器向けを中心に生産能力以上のニーズがあり、受注が減らない」(JX金属)。