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(株)大阪チタニウムテクノロジーズ【5726】の掲示板 2023/11/07〜2023/11/08

売られてしまったのは残念でしたが、
今後11月末に行われるであろう、決算説明会の内容が重要になります。

昨年の中間期決算説明会では
「 (チタン事業の)収益確保に向けた製品価格の適正化(現行価格比+30%)と販売構成の改善 ⇒大半の顧客にて理解を得た」という文言がありました。

2024年度の価格交渉は重要になります。

今年の9月に日刊産業新聞での社長のインタビュー記事を一部引用します。
参考にしてください。

――スポンジチタンの生産計画。

「3月末に稼働率90%以上の実質フル生産に達した。現在は安定操業のための保守を進めて90%弱だが、下期から再び戻す予定だ。遊休の小型還元炉を再稼働させると製品ベースで年産3000トン分になるので、能力増強に向けた社内プロジェクトの一環として、現在は時期を含めて検討している。これらの炉は19年度に試運転を行い、20年度には1―2基立ち上げてユーザー認証も取得していたが、コロナですぐに凍結した。この再稼働にはまた1年以上かかるが、人材確保などのめどが付くことが前提であり、今後の需要動向も見極めて判断を下したい」
 
――海外からは新規増産を望む声もある。

「適正なマージンが取れない限り、できないという前提は変わらない。しかし、FSとして工期や場所の検討はしている。19年に尼崎工場の増強計画を具体化した経緯があったが、当時と比べると工期は延びて費用も拡大している。需要の見極めも必要だ」

――来年の価格交渉の方針。

「これまではコストアップを転嫁させて価格是正を図ってきた。今後は事業継続性と収益性確保のために適正な価格のさらなる追求をしていくつもりだ。さらに今後の能力増強にはマージン確保が必要だ。新工場を立ち上げるとなれば、見積もりから3年はかかるだろう。しかしマージンが確保できないうちはゴーサインを出せないので、早急に需要家と会話を進めていきたい」