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(株)アサカ理研【5724】の掲示板 2017/08/22〜2018/01/16

今期(30/9)の通期予想を私なりに検証してみた。
売上高8,876百万円は前期比5.9%増である。第2四半期の売上高4,164百万円を単純に2倍してみると8,328百万円になり、548百万円(8876-8328=548)通期予想の方が多い。これは年度後半には、レアメタル事業が本格稼働に入り売上増に寄与することを見込んでのことであろう。
金の想定価格4,350円/g、銅想定価格670円/kgは過去の実績から判断して堅実な数字だと思う。
前期の売上高営業利益率2.5%は低い。仮に一過性の研究開発費138百万円が無かったとしたら、前期の営業利益は346百万円(208+138=346)になり,売上高営業利益率も4.1%(346÷8383=4.1)なる。今期予想では、売上高営業利益率は4.4%(393÷8876=4.4)を見込んでいるが、これは前期と比較してかけ離れたものではない。
都市鉱山からの貴金属やレアメタルの生産は、限界利益が大きいから売上増加以上に利益が増大するので、損益分岐点を越えた売上高の伸びにつれて、今期のように営業利益88.5%増、経常利益85.7%増ということはあり得ることである。
前期のコスト削減効果がどのくらいあったか分からないが、今期もコスト削減努力は続けられると思し、AVやIoTの一層の進展により貴金属やレアメタルの需要は増加すと思うので、業績予想の達成は可能と思っている。
近い将来には、株式分割配当金据え置きといったことも期待できるのではないでしょうか。