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Mipox(株)【5381】の掲示板 2021/10/07〜2021/10/20

zakzak 今日の注目!

【凄腕アナリスト ザ・覆面】
「Mipox」復配期待 パワー半導体関連として数少ない低位の魅力 今3月期は2倍増益に増額済み  2021.10.6

ジャスダック上場の小型株ながら、株価水準が半導体関連としてはまだ手頃な位置にある「Mipox」(マイポックス、5381)が注目できる。

 同社は旧社名・日本ミクロコーティングとして2001年にジャスダックに株式を上場、研磨フィルム、研磨紙・布、液体研磨剤(スラリー)メーカーとして、ハードディスク、光ファイバー、フラットディスプレイパネル、半導体、自動車向けなどに製品を供給している。

 昨年9月には電子機器へ電力を供給、制御するパワー半導体の材料となるダイヤモンドウェーハのエッジ研磨加工サービスの開始を発表して、パワー半導体関連としての関心も高まっている。もちろん業績も好調だ。

 8月中旬に発表した今22年3月期第1四半期連結決算は、売上高25億8800万円(前期比55・9%増)、営業利益4億5200万円(前年同期は2500万円の赤字)、当期利益も黒字転換を果たし、通期業績も上方修正した。

 今3月期売上高は、前回予想から6億5000万円増額の83億5000万円(前期比13・4%増)、営業利益は4億円増額の8億円(同2・2倍)、経常利益は3億5000万円増額の7億円(同2・3倍)、当期利益は2億5000万円増額の5億円(同5・7倍)という高変化率に引き上げている。

 製品事業、受託事業ともに想定を上回る売上高となるなか、受託研磨の好調に加えて、次世代ディスプレイ用部材の新規受注の増加が増額修正に結びついたとしている。

 前3月期に営業・経常・当期損益ベースで3期ぶりの黒字転換を達成して、今期は利益成長に弾みがつく局面。営業利益水準は5期前の17年3月期の水準を大きく上回っている。そして、現状では未定としている2期ぶりの復配期待がサプライズ材料となってくる。
 株価は9月に入り、05年以来の一時1200円台乗せと、年初からは3倍となっているが、業績変化率の高い半導体・半導体関連としては数少ない株価低位の銘柄。

半導体の研磨装置・材料関連としては株価3万円前後のディスコ、同6000円前後のフジミインコーポレーテッドがあり、上値追い期待は十分。

11月中旬の第2四半期決算発表に向けて、復配期待を抱える同社株の上値余地は、短期・中期で広がっている。