ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

東海カーボン(株)【5301】の掲示板 2018/06/14〜2018/06/15

  • >>1003

    大事なことは新四季報の業績予想の数字は東海カーボンの5月28日の上方修正後の数字で、これが上方修正されるのは時間の問題だと予想されることです。

    https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/b48lzb/

     この予想の数字には10月1日からの日本での黒鉛電極の利益増加+韓国東海カーボンの利益プラス+ファインカーボンの値上げによる利益の増加が入っていません。

     東海カーボンは海外の顧客に対しては7月から価格を上げます。黒鉛電極に関しては海外での売上のほうが大きいです。

     ima さんも906で指摘されていましたが、東海カーボンの第1四半期の棚卸資産の数字などをみると、たぶん在庫の中にはニードルコークスもかなりの金額があると思います。

     製造業で仕事をしたかたなら常識でしょうが、どんな製品でも製造して出荷するまでには時間がかかります。そして黒鉛電極は製造期間が6か月と長いです。

      原材料のニードルコークスも黒鉛電極とEVの負極材用に使いますから東海カーボンが在庫をかなり大量に保有していないわけが無いと思います。少なくとも安定的に製造を続けるためには数か月分は保有しているはずです。

    1Q決算書のを見ればある程度の予想がつきます。単位は100万円です。

    「商品及び製品」   10,419 百万円
    「仕掛品」      12,263 百万円
    「原材料及び貯蔵品」 9,551百万円

     合計は322.33億円です。

     「商品及び製品」と「仕掛品」については製造業の場合は全部原価計算ですから、人件費など、直接原価以外の原価も製造原価に含んでいますが、、儲けの部分のマージンは含まれていません。

     全部原価計算による製品の原価には、材料費、外注費などの直接経費の他に人件費や製造費用などの間接経費が含まれています。
     
     更に買掛金にはなっていない、すなわち調達契約済みの原材料も多くあると考えて良いと思います。

     素材メーカーに勤めた人には常識的なことでしょうね。

     つまり、2018年12月期の東海カーボンの会社売上見込みにおける売上に計上している製品の原料に関しては、値上がり前のニードルコークスをしっかりと調達していると考えても、それほど間違いではないと思います。