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富士フイルムホールディングス(株)【4901】の掲示板 2020/11/20〜2020/11/23

厚労省がアビガンの承認を躊躇しているのは、やはり過去のサリドマイド薬害の苦い経験がトラウマとして残っているからだろう。厚労省の敷地内には「二度と薬害は起こさない」旨誓った碑があるそうだから…。
サリドマイドは鎮静剤・催眠剤として認可されたが、その副作用である催奇形性は当初認知されていなかった。その為つわりのひどい妊婦に対しても、症状緩和目的で投与されたケースも数多くあったらしい。その後ドイツの医学者がサリドマイドの催奇形性に警鐘を鳴らし、欧米では使用が中止されたが日本ではそのまま使用が認められた結果、その後我が国で長年にわたりサリドマイド訴訟が続く事となった。
ところで、アビガンは既にその副作用としての催奇形性は周知されている。リスクがわかっているのだから、投与の際きちんとリスク説明と注意喚起を行い本人から同意書を取り付ければ良い。確かに多くの患者に投与すれば、例え少数でも中には妊娠に気付かず服用してしまう女性や、服用後回復してから日の浅い内にパートナーを妊娠させてしまう男性もいるかもしれない。ただそこまで懸念してアビガンの使用を承認しないとしたら、これから先一体何人の尊い命を犠牲にする事になるのだろうか。
軽症者に適切な処置を施し速やかに回復させる事は、死に至る重症化を防ぐ極めて大事な要諦である事は明らかである。
アビガンに対して否定的な見解を持つ機関や団体が、厚労省に対して様々な圧力を掛けている事は容易に想像がつく、どうか菅総理以下政権幹部の方々、厚労省の判断に委ねるのみでなくアビガン承認という思い切った政治決断をしていただきたく強く要望する。