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米リフト、公開価格下回る 収益性に厳しい見方

【NQNニューヨーク=戸部実華】1日の米株式市場で3月29日に上場した米配車サービス大手、リフトが大幅安となっている。株価は一時、前週末比11.7%安の69.12ドルを付け、公開価格(72ドル)を下回った。グッゲンハイム証券が1日付リポートで「収益改善の道筋が見えない」と指摘、投資判断は「中立」で調査を始めた。アナリストの慎重論を受けて売りが優勢になった。


グッゲンハイムのアナリストは「売上高の伸び鈍化や赤字幅の拡大」に懸念を示した。競争が激しく、収益向上は容易ではないと分析。自動運転が普及すればドライバーの人件費が不要になり、利益率が高まるが「普及には10年かかる」と予想する。今の株価は適正水準の上限に近いという。リフト株は上場日の29日には公開価格を23%上回る88.60ドルまで上昇した。


リフトの2018年12月期の売上高は前の期の2倍の21億5600万ドル、最終損益は9億1100万ドルの赤字(前の期は6億8800万ドルの赤字)だった。市場拡大を追い風に急成長が続いているが、広告費用や研究開発費用が収益を圧迫している。