ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)構造計画研究所【4748】の掲示板 2016/04/05〜2016/05/24

  • >>844

    立会外取引は、証券取引所で行われる取引の一つで、通常の立会内取引とは別に行われる株式等の売買取引のことをいいます。これは、証券取引所の通常取引の外(立会外)で、「証券取引所の電子取引システムを利用して行う取引」のことを指します。日本では、1997年に東京証券取引所に導入され、その後、他の証券取引所にも順次導入され、現在、東京証券取引所では、電子取引ネットワークシステムである「ToSTNeT(Tokyo Stock Exchange Trading NeTwork System)」を通じて、全ての取引(売買)が「ToSTNeT市場」で行われています。

    一般に立会外取引は、特に大口取引を行う機関投資家にとって、他の投資家に影響を及ぼすことなく売買を成立させることができる点がメリットとされています。また、その取引形態や取引ルールは取引所によって異なりますが、具体的な取引としては、立会取引の直前価格に基づく一定の価格範囲で単一銘柄を取引する「単一銘柄取引」、複数の銘柄をまとめて取引する「バスケット取引」、立会取引における終値(またはVWAP)で時間優先の取引を行う「終値取引」、買付数量に相当する売付数量を取引所が定める配分方法をもって配分する、買方を発行会社に限定した自己株式取得専用の「自己株式立会外買付取引」などがあります。

    なお、似たような用語として「市場外取引」がありますが、これは証券取引所を介さない取引であるのに対して、「立会外取引」は証券取引所を介して行われる取引の一形態であり、市場外取引とは基本的に区別されます。