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(株)オービックビジネスコンサルタント【4733】の掲示板 2021/09/24〜2024/04/23

親会社の情報が上がる気賭けになりますか?


オービック、10期連続増配
今期30円上げ 基幹システム好調
日本経済新聞 朝刊 投資情報 (15ページ)
2022/1/15 2:00
 オービックが2022年3月期末の配当を従来予想から30円引き上げ、122円50銭にすることがわかった。企業のデジタル化投資が活発で、主力の統合基幹業務システム(ERP)の受注が増えている。21年4~12月期の連結営業利益は前年同期比1割増の400億円超となったもよう。利益拡大を受けて、株主還元を強化する。

 年間配当は215円で前期比30円増の見通し。増配は10年連続となる。
 4~12月期の営業利益は同期間として18年連続で最高益となる見込み。売上高は660億円強だったようだ。今期から収益認識に関する会計基準を採用しており、実質ベースでは1割弱の増収となる。

 21年3月期から配当性向の目安を35%から40%に引き上げている。22年3月期の純利益は前期比5%増の400億円の見通し。年間配当215円をベースとすると配当性向は48%となる。配当の引き上げは業績が上振れる自信の表れともいえそうだ。
 好業績の原動力は主力の基幹システム「オービック7」の好調だ。新型コロナウイルス禍を契機に社内のシステムを刷新する企業は多く、大手・中堅の流通業やサービス業、製造業など幅広い業種から引き合いが強い。在宅勤務でも仕事がしやすいようにネット経由でシステムを使うクラウドを採用した企業は新規受注の9割以上を占めた。

 クラウドの利用拡大はオービックにとっても追い風になる。クラウドでは顧客企業の拠点にサーバーなどの機器を置かないため、システムの導入や保守サービスの際に顧客の拠点に出向く必要がない。システム障害に見舞われた場合でも復旧作業が格段に早く、エンジニアの作業効率が高まる。顧客全体のクラウド比率は12月末時点で68%で1年前より12ポイント上昇した。

 オービックは社員数を増やさずに成長を続けており、エンジニアの稼働率を上げていくことが重要になる。10月からシステム構築の際のセキュリティー診断を原則内製化した。外注するより納期が短くなるため、より多くの案件をこなすことができるようになった。