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(株)ジャストシステム【4686】の掲示板 〜2015/04/15

 MetaMoJiは2014年11月13日、学校向けの授業支援アプリ「MetaMoJi Share for ClassRoom」を発表する。それに先立ち、2014年11月12日に発表会を開催した。紙のノートに手書きするような感覚で文字や絵を書き込めるほか、クラス全員での同時編集も可能。児童・生徒の書き込み状況を教員が一覧したり、教員から特定の児童・生徒だけにコメントを書いたりといった機能もある。2015年1月から順次発売する。

 MetaMoJi Share for ClassRoomの基本となるのは、ワークシートの中に自由に手書きできるノート機能。写真を貼り付けたり、それをペンでトリミングしたりすることもできる。PDFやOfficeなどの文書も読み込める。

 書き込みの様子は、教員用の画面に一覧表示される。出された問題が分からない児童・生徒が、教員にこっそり助けを求めることも可能だ。それを見た教員は、その子に対して直接ヒントを書き込める。任意の子供のワークシートを選択し、電子黒板などに映し出すことも可能。

 ワークシートを班のメンバーなどで共有し、同時編集する機能もある。端末上のアプリがサーバーとやり取りし、他人が書き込んだ内容をワークシート上に反映する仕組みだ。「サーバーと端末が適材適所で役割分担するアーキテクチャーを採用」(同製品の企画責任者である今西信幸氏)し、新たに書き込まれた部分だけをサーバーに送信することで、ネットワークにかかる負荷を抑えた。「40人規模の同時編集も問題なくできる」(今西氏)ため、クラス全員で“デジタル模造紙”を作るといったこともできる。

 共同編集には、遠隔地からの参加も可能。病気療養中の生徒が自宅から学習に参加する、他校と交流学習するといった使い方を想定する。

 同社の手書き文字入力アプリ「mazec」の学校版も備える。学年別に学習する漢字を定めた「学年別漢字配当表」に基づき、表示する文字候補を切り替える。あえて「かな漢字変換をしない」モードも用意。自ら書いて漢字を覚えることの重要性に配慮した。

 この製品は、サーバー機能である「MetaMoJi Share for ClassRoomサービス」と、端末用アプリから構成される。サーバーは、同社が運営するクラウド型の「MetaMoJi Cloud」を利用するか、学校内に自前のWindowsサーバーを用意する(「オンプレミス」)かを選択可能。端末用アプリは、Windows 8.1とiPadに対応。Windows 8.1向けは2015年1月、iPad向けは2015年2月に提供を開始する。Windows版とiPad版のアプリは混在可能。