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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2024/05/25〜2024/05/27

>>223

注 2:スレオニン 217 リン酸化タウ(p-tau217):血液、脳脊髄液中に検出される、スレオニン217 残基がリン酸化されたタウタンパク質。AD 脳におけるアミロイドβ蓄積などの病理学的変化を最も高感度かつ特異的に検出するバイオマーカーとして注目されている。AD 脳には初期にアミロイドβが蓄積し、その影響を受けて神経細胞内にタウタンパク質が蓄積し、変性脱落と認知機能障害が生じる。蓄積したタウタンパク質は多数のアミノ酸残基でリン酸化を受けているが、その中でも 217 番のリン酸化された p-tau217 は、タウタンパク質の蓄積が PET スキャ
ンなどの方法で明らかになるよりも早い段階から血液、脳脊髄液に漏れ出て鋭敏に上昇し、アミロイド蓄積を早期から検出可能とすることが 2020 年頃から世界的に注目されるようになった(Palmqvist S ら、JAMA 324:772-781, 2020 ほか)。本検査法は最初にイーライ・リリー社研究所において Jeffrey Dage 博士(現・インディアナ大)らにより創出され、本研究においてもオリジナルの方法で測定が行われたが、現在内外の診断薬専門企業により p-tau217 の様々な測定系が開発されはじめている。

//www.m.u-tokyo.ac.jp/news/PR/2024/release_20240523.pdf