ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

東ソー(株)【4042】の掲示板 2015/09/25〜2016/07/20

>>986

~~前頁より~~

 英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けて英ポンドの急落や世界的な株安・金利低下が進んだ先月には2.3%と、単月では昨年1月以来の好成績を記録した。ただ、今月に入ってからは0.5%と息切れしつつある。

 年初から足元までの収益率は6.2%。内訳は、価格上昇から約5%、金利収入から1.2%強だ。米国債は価格の上昇が続かない限り、収益率は鈍化せざるを得ない状況だ。利回りは10年物に続き、30年物も11日に2.088%と過去最低を更新し、直近10年間の平均値3.7%台を大きく下回っている。しかも、安定収益を求める日本勢にとっては為替ヘッジのコストが重荷になる。

利回りはなくてリスクだけ

 メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ債券ストラテジストは、世界経済をめぐる「不透明感が晴れない中では、海外金利も基調として低下せざるを得ない」と指摘。「米国債の10年物は為替ヘッジすると、利回りがほとんど残らない。日本人は海外に出ても、利回りはなくてリスクだけになりつつある」と語る。海外の社債などで信用リスクを取るか、為替ヘッジしないかといった選択を迫られる環境だと言う。

 国内勢が円を元手に外債を購入する際、将来的に円高が進行した場合の為替差損をヘッジするコストは、円と外貨のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の差に加え、クロス通貨ベーシススワップが映す両通貨の需要格差に基づく上乗せ金利が目安となる。

 ドルと円の金利差は3カ月物で70ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)程度と1年前の約3.7倍。その背景には、利上げ期待が根強く残る米国と追加緩和観測がくすぶる日本のそれぞれの通貨に対する需要の違いがある。ドルと円の資金を一定期間交換することを条件に、それぞれの通貨金利に対する上乗せ幅を決めるベーシススワップ取引の3カ月物は11日に70bpと11年11月以来の水準に拡大した。その後も60bp台と高水準で推移している。

 米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小や米欧での金融規制強化に加え、日銀による異次元緩和下で運用収益の確保に苦しむ日本勢の外債投資などに伴うドル需給の逼迫(ひっぱく)。

~~次へ続く~~

  • >>987

    ~~前頁より~~

     世界経済の減速懸念を背景に、米利上げ観測は年内1回を3割弱しか織り込んでいないほどに後退しているものの、ドルと円の需給格差は米利上げ観測が盛んだった局面より広がっている。

      日米の短期金利差とドル・円のベーシススワップでの上乗せ金利分を合わせると130bp台になる。モルガンMUFG証券の杉崎弘一債券ストラテジストによると、為替ヘッジのコストは両者の合計で決まるが、為替のスポットとフォワードの差でもある。米10年債利回りは12日に1.51%程度。ヘッジ後の利回りは1月に1.2%を超えていたが、先週末にマイナス圏に突入した後は、足元でわずか0.1%前後にとどまっている。

    -以上-

    ★長々と書き込み致しました事をお許し下さい。東ソー株価に幸あれと祈ります。