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中越パルプ工業(株)【3877】の掲示板 2017/02/10〜2023/01/11

中越パルプ工業株式会社(以下、「中越パルプ」)と丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、中越パルプの製造するセルロースナノファイバー(以下、CNF)「nanoforestⓇ」の用途開発、販売業務を共同で行うことに合意し、2017年4月17日付で覚書を締結しました。CNFは木質繊維(パルプ)を処理してナノメートル(ナノは10億分の1)サイズまで細かく解きほぐしたものです。原料は植物でありながら鉄鋼に比べ5分の1の軽さであり、5倍以上の強度を持っています。用途としては、建材、家電、自動車、化粧品等が考えられ、経済産業省の見通しでは2030年にCNF関連材料として1兆円の市場規模創出が期待されています。中越パルプのCNF「nanoforestⓇ」は、九州大学の近藤哲男教授が開発した製造方法「水中対向衝突法(ACC法)」を採用し、パルプと水のみから製造しています。高吸着性、高強度、透明性、寸法安定性、低線熱膨張等に加え、天然パルプ繊維を優しく微細化する製造方法により発現する「両親媒性」の特徴を有します。中越パルプは、川内工場(鹿児島県薩摩川内市)に年産能力100トンのCNF量産設備「第1期商業プラント」を建設し、2017年6月に稼働を開始します。一方、丸紅は2017年4月1日、「チップ・パルプ部CNF事業推進課」を新設しました。化学品、紙パルプ製品の販売を通じて培った顧客ネットワークをフルに活用し、CNFの用途開発、および販路拡大に注力してまいります。