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(株)朝日ネット【3834】の掲示板 2015/04/16〜2019/12/16

変わる授業、通信教育刷新 ネット勢台頭、巻き返しへ ベネッセやZ会
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通信教育各社が2020年度に始まる国の教育改革をにらみ、カリキュラムを刷新する。ベネッセホールディングス(HD)は外国人講師とのオンライン英会話を取り入れ、Z会(静岡県三島市)は小学生のプログラミング教材を作る。個別指導塾やインターネットサービスの活用が増え、通信教育はじり貧だ。高度な教育を安く提供して巻き返す。
「進研ゼミ」では習熟度に合わせ英語4技能を学べる教材を活用する
小学校では20年度から英語が正式教科になり、プログラミング教育が必修となる。大学入試ではセンター試験に代わって大学入学共通テストが始まり、英検など民間試験を使い「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測る。
ベネッセHDは19年4月、小中学生・高校生向けの進研ゼミで英語教材「チャレンジイングリッシュ」の提供を始める。従来は学年ごとに一律の教材を提供していたが、受講者の能力に合わせて学年の枠を超え12段階のレベル別に学べるようになる。
有料オプションとしてフィリピン人講師とのオンライン英会話レッスンも提供。4技能を効率良く鍛えられるようにする。1回あたり15分の授業で料金は1000円程度。高校生は月1回は無料で受講できる。「英検」や自社が運営する「GTEC」など民間試験対策の教材も提供する。
Z会はソニーの教育事業会社ソニー・グローバルエデュケーション(SGE、東京・品川)と、スマートフォンやタブレット、PCで学ぶプログラミング教材を共同開発する。SGEのプログラミング教材「PROC」をベースに、Z会が持つ指導ノウハウを組み合わせ、論理的思考や問題解決力などを鍛える。4月から小学1.2年生向けに導入する。

9年間一貫も
小学館集英社プロダクション(東京・千代田)は、通信教育「ドラゼミ」を4月から刷新する。幼児から小学生までの9年間で一貫したカリキュラムを構成。チャート図などを活用し、考えを整理しながら理解を深める教材を取り入れるなど、思考力の強化に重きを置く。
95年に前身サービスが始まったドラゼミは人気キャラクター「ドラえもん」を前面に押し出してきた。教材の質の高さをアピールするため、刷新を機にドラえもんは「降板」。サービス名も「まなびwith(ウィズ)」に変える。