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wow***** 強く買いたい 2018年3月26日 03:18

資源取引にもブロックチェーン 流通履歴が一目瞭然
フィンテック
2018/3/25 2:00
日本経済新聞 電子版

 穀物や鉱物といった資源の取引に、仮想通貨で使う「ブロックチェーン(分散台帳技術)」を応用する動きが広がってきた。履歴を広く共有できる点を生かし、国を越えた契約に必要な手続きを短縮している。紛争地域への資金供給といった問題を抱える例も多く、ブロックチェーンで供給ルートを記録し「望ましくない」資源の流通を食い止める狙いもあ
フランスの穀物メジャー、ルイ・ドレフュスは昨年12月、米国から中国への大豆輸送に必要な取引記録のやりとりにブロックチェーンを利用した。ABNアムロやING、ソシエテ・ジェネラルといった3つの金融機関や海運業者が参加した。
 ブロックチェーンは取引記録の「台帳」をネットワークで共有する。事前に定めた条件が成り立てば契約を自動的に履行するようプログラムを組むこともできる。データや書類の処理にかかる時間が従来の5分の1になっただけでなく、進行状況を随時確認できた。
 ルイ・ドレフュスのロバート・セポーレ貿易業務部門グローバルヘッドは「書類にサインする手間やメールのやり取りが省けた。期待以上の結果だ」と話す。

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    wow***** 強く買いたい 2018年3月26日 03:21

    >>1134

    ダイヤモンド鉱山最大手のデ・ビアスは1月、ダイヤ流通でブロックチェーンの活用を目指すと発表した。ブルース・クリーバー最高経営責任者(CEO)は「ブロックチェーン技術を使えば取引履歴が一目瞭然になり、消費者や関係企業にもっと安心してもらえる」と自信を見せた。
     ダイヤモンドは世界生産の大半をアフリカが占める。武装勢力の資金源となる例があり、業界は紛争ダイヤの除外に取り組んできた。ダイヤの原石を輸出入する際は武装勢力の資金源として売買されたものでないと示す証明書が必要だ。ブロックチェーンはデータの改ざんがほぼ不可能なため、従来よりも原産地や品質の証明が楽になる。
     先行する英国のベンチャー企業、エバーレジャーは個々のダイヤに識別番号を刻んだり、形状を識別したりしてブロックチェーンに登録。流通の過程で取引履歴や経路の情報を追加する仕組みを採用している。デ・ビアスも同様の仕組みを取り入れる可能性がある。
     ブロックチェーン上では契約完了と同時に決済も可能だ。一般的な貿易では商品の納入から納金まで数週間かかる例が多く、資金繰りの効率を下げていた。サプライチェーンの仕組みを統一すればリアルタイムで状況を共有しながら取引を進めることができ、時間とコストを大幅に短縮する効果が期待できる。
     課題もある。ブロックチェーンは記録内容そのものの正確性を保証するわけではない。誤った情報やニセの情報でも、一度登録して認証されてしまうと後で書き換えることができない。
     規制対象の資源が「正規品」として登録されるのを防ぐ仕組み作りが必要だ。野村総合研究所の田中大輔上級コンサルタントは「(ブロックチェーンに登録する時点で)最初に書き込む人をどう限定するのか、きちんと管理する必要がある」と話す。

     ▼ブロックチェーン 取引データを記した電子的な台帳を、ネットワーク上にある複数の端末で共有・使用する技術。1つのサーバーによる集中管理に比べて公開性と透明性が高い。データの固まり(ブロック)を鎖(チェーン)のようにつないで履歴を管理するため、データの改ざんが極めて難しい。発行主体がない仮想通貨ビットコインの取引記録を管理する仕組みとして誕生。近年は金融などビジネスへの応用が広がる。