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エヌ・デーソフトウェア(株)【3794】の掲示板 〜2015/04/15

緩やかな規模の成長軌道が12年度のメディパル買収を皮切りに急加速していますね。過去の決算では売上原価増加率>売上高増収率ですが、13年度はこの差がより一層大きく営業減益になり、運転資本を削減するも結果として営業CFは3割超の減額になりました。そこから投資CFのマイナス幅を縮小させてフリーCFが減少ながらも現預金を積み増しました。現預金は年商の六ヶ月分、09年度比8倍(6.3億円→56億円)ですから、企業経営の目的をキャッシュを生むことだと定義すればとても優秀です。

主力のヘルス系ソフトウェアも闇雲に医療機関向けにアプローチしているのではなく、7割を占める小規模病院に的を絞ってそれらに廉価で供給できる体制を構築しているようですし、これから拡大するであろう介護・福祉施設の需要も捉えているようですからしっかり「顧客」を定義しているようです。こうしたコアコンピタンスがありながら実際に介護施設も運営し、そこからニーズをとらえて主力にフィードバックしてるそうですからそれが相乗効果となって高いキャッシュフローを生み現預金を拡大させている一因かと考えます。

例え介護保険改正特需が無くなったとしても社会性の高いビジネスモデルですから極端に需要が落ち込む懸念はないと思います。従って四半期決算ごとに一喜一憂する企業というよりは成長性に投資すべき企業といったところでしょうか。