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特種東海製紙(株)【3708】の掲示板 〜2015/04/28

  • >>925



    とりわけ、井川地区と大井川東俣流域および東河内流域。

    まず井川に、唯一の登山基地としてビジター・センターを核としたモダンな周辺宿泊施設。
    山岳でしか育たない固有種の野菜・果物そして鹿肉等の新鮮食材を活かした一流コックによる、フランス料理・料亭日本料理・地元料理の提供が最大の売りポイントになりうる。

    井川または千頭を離発着基地とした、観光ヘリによる遊覧飛行の提供。
    南アルプス南部・深南部の日本有数の原生林山岳地帯はもちろん、富士山・駿河湾・伊豆半島を一望、俯瞰できる、素晴らしい景観を楽しめる観光遊覧飛行になるだろう。
    一時だが、地上では見ることができない、アメージングでファンタスティックな素晴らしい空の旅になることは、間違いない。

    南アルプス~深南部の山域は、大都市圏から比較的簡単にアクセスできる渓流釣りのメッカだ。
    (但し、「尺級」を狙うためには、ポイントへの遡上は、すこぶる危険で、難を極める)
    渓流釣りファンなら、知る人ぞ知る、溜飲のパラダイスだ。
    その点、一般観光客でも、鮮度ある大自然の食材を容易に口にできる「管理釣り場」は、良い案だろう。但し、その分、規則・規制は、今より厳しくすることが肝要だ。

    一方、南アルプス南部は、脆い地層からできているため、ナギと呼称される場所がいくつもあり、日本アルプスでは、有数の崩落地帯。
    急斜面を縫う林道の崩壊や斜面の崩落は、日常茶飯事に発生している一帯だ。
    林道に併設したガードレールが、アメのように、へし折れ曲がっていることを視れば、その苛酷さは容易に想像できる。
    今は、この土砂の崩落は、ゲリラ豪雨等の異常気象と相まって、根本的な抜本策はない。
    しかし、この分野では、日本の土木技術は、世界一。
    大倉が赤石岳に登頂した時、お供した神部満之助は、後に、間組の社長になっている。
    この先、今は危険でも、井川から二軒小屋の先、池ノ沢小屋(廃屋)まで、安全な道を造れると確信している。
    その時は、今は消えてなくなった「森林鉄道」の復活をぜひ、望みたい。
    木材運搬用ではなく、もちろん観光用の鉄道だ。
    現行の林道に平行して走る線路、燃料は化石燃料ではないエコ仕様(電気または新エネルギー駆動)の森林観光鉄道を期待したい。


    ところで、山岳観光で不可欠の「温泉」も、ぜひほしいところ。
    現行リニューアルした赤石温泉「白樺荘」だけでは、絶対的に不足するだろう。

    東河内山域は、上流に砂防堰堤並び、林道あるもゲートあり。その先には、青薙山を頂点とする西に毛無山、無岳山。東に、山伏岳~青笹山、イタドリ山の白峰南嶺。踏み跡ほとんどない、手付かずの原生林が今も残された「登山の空白地」。だから、クマをはじめ野性動物の宝庫だ。また、下流域には今や古びて放置建物同然の東河内温泉(カギかかり、一般人は中に入れない)があり、その先には源泉が湧く。温泉リゾート施設は創れるだろう。井川に下る途中に赤石温泉「白樺荘」と、決して競合しない。規模は源泉らしくコンパクトでいい。