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(株)エスプール【2471】の掲示板 2022/09/01〜2022/11/21

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hau***** 強く買いたい 2022年11月19日 14:06

<サプライチェーンの温室効果ガス削減へ、エスプール>

 事業活動により排出する温室効果ガスは、そのカテゴリーを「スコープ」と呼び、3段階に分類される。今回の改正案では「1」と「2」の開示にとどまったものの、将来的には、企業が自ら出すガスだけではなくサプライチェーン全体で排出量をとらえた「3」までが対象に加えられる可能性がある。

 スコープ1は企業が自らの生産活動などで排出する温室効果ガスを指し、他社から供給された電気などの排出量を含めたものがスコープ2。企業の原材料の調達や商品の出荷後の動きを含めたスコープ3について、国際会計基準の策定を担うIFRS財団の下部組織であるISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、開示要求事項にすることを決めている。

 海外では大手企業がスコープ3の開示を率先して進めているほか、日本でもみずほフィナンシャルグループ<8411.T>が2050年に投資先の排出量をネットゼロにする目標を掲げる。

 派遣と障害者雇用支援が主力のエスプール<2471.T>は、スコープ3の輸送配送部分の温室効果ガス削減にも貢献する。再生可能エネルギーですべてを賄い、二酸化炭素の排出を抑えた「ゼロエミッション倉庫」を推進。温室効果ガスの排出量を把握するサービスや、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」の枠組みに沿った情報開示などの環境経営コンサルティングを展開している。

 このほか、プロ人材派遣のサーキュレーション<7379.T>も、サプライチェーンでの温室効果ガス排出量の可視化と削減サービスを提供する。横河電機<6841.T>は計測や制御技術を生かして、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル化を支援する。建築物のエネルギー消費性能を手掛けるERIホールディングス<6083.T>にも商機が生まれそうだ。