(株)アスカネット【2438】の掲示板 2021/08/19〜2021/09/27

先週金曜日にＡＳＫＡ３Ｄプレート製造方法の特許出願が公開されていました。

「光制御パネルを比較的安価に製造可能で、結像された像の歪を少なくできる方法」とのことです。

【公開番号】　特開2021-144083
【公開日】　　2021年9月24日
【発明の名称】光学結像装置に用いる光制御パネルの製造方法
【出願人】　　株式会社アスカネット

３月に取得した特許と同じ内容なのでスルーでも良いかと思ったのですが、呼ばれたような気がしたのでｗ

出願日は２０２０年３月１０日とどちらも同じですが、３月取得の特許（特許第6850522号）は早期審査対象出願になっていて、公開なしに一足先に特許取得となっています。

今回の方が詳細に（全頁数　３月＝１６、今回＝５３）説明されているので、本当に重要な部分を早期審査対象出願にしたということだと思います。

内容的にはガラスと樹脂のハイブリッドのような感じです。

従来は、ガラス板同士を接着する接着剤の厚さのバラツキでガラス板の平行度にバラツキが出て品質の問題になっていたようです。（品質の問題はコストアップ要因でもある）

それなら、接着剤の厚みをガラス板と同じにしてしまえば（等間隔の平行なガラス板の隙間に樹脂充填）ガラス板の平行度が保てる、といった内容です。

他にもコストアップの要因となる鏡面加工（金属蒸着）も、従来は鏡面化したガラス板を積層していたのを、積層してから光学素子になる部分にだけ行うことで、経済的となっています。