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(株)アスカネット【2438】の掲示板 2021/06/04〜2021/07/08

>>625

従来、ガラス製パネルは基礎研究はアスカネットが行うが、製造は委託工場に任せてきた。しかし、2020年6月、神奈川県相模原市に研究開発と生産拠点となる自前の技術開発センターを開設し、委託と自社生産との2軸生産体制に舵を切った。

 今2022年4月期は、この相模原市の技術開発センターの研究開発費(9000万円増)、設備増床と生産設備(9000万円)増強を実施して、間近に迫るガラス製パネルの本格生産に向けた準備を進める。この研究開発費と減価償却費増が今2022年4月期の利益を圧迫すると会社側は説明する。さらに、前期は国内で1件だけだった展示会出展を今期は国内1、海外1の2回に増やすことも費用増につながるという。

 たしかに第3の柱として育成中の空中ディスプレイ事業については、今期も先行投資が続き、セグメント利益は赤字が継続するとみられる。前期は2億7200万円の赤字だった。

 ただ、デジタルサイネージ用のガラス製パネルは、アメリカや中国の販売代理店で引き合いが増えている。アメリカなどで新型コロナによる移動制限が緩和されれば、商談が一気に進む可能性もある。

 また、もう1つの販売代理店を設置したUAE(アラブ首長国連邦)では今年10月から2022年3月にかけてドバイ万博が開催される。ドバイ万博は新型コロナの影響で開催が1年延期されたが、UAEのワクチン接種が順調なことから海外からの一般観客を受け入れて、完全実施する方向だと報じられている。万博の来場者が、空中で立体的に浮かぶように見えるデジタルサイネージに目を止めて、商談に繋がる可能性もありそうだ。

 新型コロナ変異株の影響はまだまだ予断は許さないが、以上の理由から、アスカネットの今2022年4月期会社計画は慎重であり、利益が上振れる可能性があると東洋経済では予想している。

だそうです