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大末建設(株)【1814】の掲示板 2015/04/28〜2021/12/16

この会社がプライム市場に残る為には、増配が必要不可欠だ。

今の時価総額は約100億円だが、プライム市場の条件は、流通株式の時価総額が100億円以上ある事、である。

この会社の場合、筆頭株主のミサワホームの保有株等は流通株式にはカウントされないので、今のままだと流通株式の時価総額は100億円に満たない。

最も手っ取り早く時価総額を上げる方法は、株価を上げる事である。そして、最も簡単に株価を上げる方法は、配当を増やす事である。

幸い、この会社の場合、配当を増やす余地は十分にある。終わった期(2021年3月期)の1株当たり当期利益(EPS)は、27日に152円に上方修正された。

建設会社は、大きな設備投資を必要とする業態ではないので、配当性向を5割にしても、経営の健全性には全く問題は無い。しかも、この会社は非常にキャッシュリッチである。仮に、配当額を今の40円/年から5割増やして60円/年にしても、配当性向は4割弱、配当総額は6億円強に過ぎない。

現在、40円配当を下限としてコミットしているが、仮に60円配当を下限としてコミットすれば、株価が配当の増加割合と同じ5割上がるかはともかく、少なくとも3割程度は上がるだろう。

そうすれば、第2位株主の双日に株を市場で売ってもらうなどして、(資本業務提携先である)ミサワホーム以外の固定株式(にカウントされる株主)を減らす事と合わせれば、流通株式の時価総額100億円、というプライム市場残留の条件は満たせる可能性が高い。

会社側も、プライム市場への残留の重要性は理解している筈なので、その為の最も確実な方法である大幅な増配を、是非実行して欲しい。