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大成建設(株)【1801】の掲示板 2015/10/08〜2016/01/22

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kab***** 強く買いたい 2015年11月10日 07:51

<日経>◇大成建・清水建、そろって最高益 16年3月期採算改善
ISX6443 : 2015/11/10 火曜日 00:02
 大手ゼネコンの業績が好調だ。大成建設は9日、2016年3月期の連結純利益が前期比49
%増の570億円となる見通しだと発表。1992年3月期以来、24年ぶりに最高益を更新する
。清水建設も62%増の540億円となり、25年ぶりに最高益を更新すると同日発表した。東
京五輪を控えた建設投資の拡大を背景に、ゼネコンが採算重視で受注工事を選べる「売り
手市場」の状況が業績をけん引している。
 大成建の純利益は従来予想を150億円上回る。清水建も従来予想(410億円)から130億
円引き上げた。
 利益拡大の最大の要因が、建設事業の利益率の改善だ。工事の増加でゼネコン各社は現
在、施工能力の限界近くまで受注を抱える。施主側は高い金額を提示しないと施工者が見
つからず、案件によっては着工時期の延期を迫られる事態に陥っている。ゼネコンが採算
のいい工事を優先できる売り手市場となり、工事単価も上昇している。
 国土交通省の統計をもとに算出した床面積1平方メートル当たりの工事金額(着工単価)は
4月にバブル期並みの22万円に上昇。9月時点でも約19万円と高止まりしている。
 工事の採算性を示す完成工事総利益率(単独ベース)の見通しは大成建が9.3%、清水
建が8.6%でいずれも期初想定を1ポイント以上上回る。
 工事コストの上昇が一服したのも好材料だ。
 今期に入ると労務費の上昇ペースが年率2~3%にまで和らいでいる。資材価格も
鉄鋼を中心に下落に転じた。
 大成建は同日、年間配当を8円から10円に引き上げると発表した。同社の桜井滋之専務
は「経営環境を総合的に考えると、業績は上振れ余地が大きい」と話す。
 だが東京五輪の競技場建設や都心再開発の本格化で労務費が再び上昇に転じる可能性が
ある。大成建の桜井専務は「工事利益率の低下を招かないためには施工能力と受注量の適
正なバランスを保つ必要がある」と話す。