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NYダウ上昇の陰、不気味な商品「強気」論(NY特急便)-NQNニューヨーク 三輪恭久 2024/06/01 07:59 日経速報ニュース 1343文字 31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比574ドル高の3万8686ドルで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価指標がおおむね市場予想通りの上昇幅にとどまった。インフレ再加速への警戒が薄れ、投資家心理を支えた。 市場が注目した同日発表の4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.3%上昇。食品とエネルギーを除くコア指数は0.2%上昇だった。市場が恐れるほどではなかったが、コア指数は前年同月比の上昇率が2.8%と、3カ月続けて同じ水準。「FRBが利下げをするには、インフレの沈静化が一段と進む必要がある」(ウェルズ・ファーゴのティム・クインラン氏)ことに変わりはなかった。 FRBも市場も待ちの姿勢を続ける中で、不気味にみえるのがコモディティー(商品)の値動きだ。5月には金(ゴールド)や代表的な産業用金属である銅が最高値を更新。米国の食卓に欠かせないオレンジジュースの先物価格も騰勢を強めた。 主要商品で構成する指数は前年末から1割強高いが、ゴールドマン・サックスは24年末に18%高になると予想する。環境対策のコスト増や長期的な需要の不透明感から開発投資は10年代半ば以降に低迷した。一方で、人工知能(AI)ブームや主要国の防衛予算の増大は、銅など産業用金属の需要を押し上げる。 「控えめな強気からスーパーブル(超強気)の局面に移行しつつある」。HSBCのポール・ブロクサム氏はこう指摘する。供給が伸び悩む中で、世界の製造業が循環的に回復しつつあり、需要が商品相場をけん引する可能性があるとみる。 モノの動きの回復を映すように、海上コンテナ運賃も上がっている。英調査会社ドゥルーリーがまとめる世界コンテナ運賃指数は月初から上昇が続く。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が激化し、中東の紅海を回避するコンテナ船が増え始めた昨年秋と比べ3倍ほどになった。
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NY債券、長期債反発 10年債利回り4.54% インフレ圧力緩むとの見方 30日のニューヨーク債券市場で長期債相場は3営業日ぶりに反発した。長期金利の指標となる表面利率4.375%の10年物国債利回りは前日比0.07%低い(価格は高い)4.54%で終えた。30日に発表された1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正された。インフレ圧力が緩むとの見方から債券に買いが入った。 GDP改定値は前期比年率で1.3%増と、速報値の1.6%増から引き下げられた。耐久財を中心に個人消費が下振れし、インフレの鈍化につながるとの見方が広がった。債券相場は前日にかけて大きく下落した後で、持ち高調整の買いも入りやすかった。 もっとも、債券相場は上値の重さも意識された。GDP改定値でサービス消費は小幅な下方修正にとどまった。市場では「サービス支出の底堅さが米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑制する上での問題になる」(ウェルズ・ファーゴのティム・クインラン氏)との指摘があった。FRBの利下げ時期が後にずれるとの見方は根強く、債券には売りも出た。 ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は30日の講演で「インフレ率は依然として非常に高く、ここ数カ月は物価目標の2%に向けた一段の進展を欠いている」と述べた。足元の金融政策は物価目標の達成に向けて「好位置にある」との考えも示し、市場ではFRBが利下げを急がないとの見方が改めて意識された。 金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りは前日比0.05%低い4.92%で終えた。
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4/20 ソシエテ・ジェネラル銀行 米金融当局が利下げを待つ姿勢を維持すると示唆する場合、 夏にかけてドルは170円まで上昇するリスクがある 世界2位の運用会社バンガード・グループ ドル高は続く。 UBSアセット・マネジメント、ドルは恐らく一段と上昇すると分析。 ウェルズ・ファーゴ 年末までに ドルが弱まるとの予測を撤回し、 25年まで ドル高が続くと見込んだ。
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今年の夏は、利下げのタイミングや米大統領選を巡る不透明感という逆風も加わる。 ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニア・グローバル・マーケット・ストラテジスト、サミーア・サマナ氏は 「現時点で、市場はかなり割高になっている。それに、今から7月にかけて全ての好条件がそろわなければ米連邦準備理事会(FRB)は利下げをしそうにない」と指摘。 「これ以上の大幅高をもたらす材料はあまり見当たらない。従って夏場特有の低調さに今年は拍車がかかるだろう」
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枯れ草は燃えやすいからなぁ(´・ω・`) アングル:米株、例年以上の「夏枯れ」か 物価と大統領選巡る不透明感で 2024年5月27日午前 9:27 GMT+9 [ニューヨーク 23日 ロイター] - 米株式市場は例年「夏枯れ」が起こりがちだが、今年は根強いインフレ懸念や米大統領選の討論会などが重なり、特に上値が重くなる可能性がある。 S&P500種総合指数(.SPX), opens new tabは年初から12%近くも上昇し、過去最高値に接近している。しかし投資家は、向こう数カ月間も上昇が続く可能性は低いとみる。 歴史的に見て、夏場は米国株にとって最も低調なシーズンだ。CFRAリサーチがまとめた1945年以降のデータによると、S&P500が6―8月に上昇した確率は56%にとどまる。トレーダーが休暇を取り、投資家は秋の決算シーズン待ちで売買を手控えることが、夏枯れの理由としてよく挙げられる。 今年の夏は、利下げのタイミングや米大統領選を巡る不透明感という逆風も加わる。 ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニア・グローバル・マーケット・ストラテジスト、サミーア・サマナ氏は「現時点で、市場はかなり割高になっている。それに、今から7月にかけて全ての好条件がそろわなければ米連邦準備理事会(FRB)は利下げをしそうにない」と指摘。「これ以上の大幅高をもたらす材料はあまり見当たらない。従って夏場特有の低調さに今年は拍車がかかるだろう」と語った。 これから年末にかけては、インフレ指標が市場を動かす主な要因になりそうだ。米国債利回りと、国債の株式に対する相対的な魅力が決まってくるからだ。 S&P500の予想利益に基づく株価収益率(PER)は現在21.6倍で、昨年10月の17.5倍から上昇している。当時、10年物米国債利回りは約2年ぶりの高水準を付けていた。 市場は現在、FRBが12月末までに35ベーシスポイント(bp)の利下げを行うことを織り込んでいる。 長いのでつづきはWEBで https://jp.reuters.com/economy/inflation/OSF5ZZ5AXJKHFLPUIBREICJL2M-2024-05-27/
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4月米中古住宅販売、2カ月連続減少 ローン金利上昇で 全米不動産協会(NAR)が22日発表した4月の中古住宅販売件数は414万戸(季節調整済み、年率換算)と前月と比べ1.9%減少した。前年同月と比べても1.9%減だった。ダウ・ジョーンズによる市場予測(425万戸)も下回った。住宅ローン金利の上昇が逆風となり、中古住宅販売件数は2カ月連続の減少となった。 16日に米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が集計した米国の30年固定の住宅ローン金利(週平均)は7.02%だった。 米ウェルズ・ファーゴの調査グループは「ローン金利が上がった数カ月後、連動して販売件数が下がっている。年初から中古住宅の供給は回復してきていたが、金利の高止まりが住宅市場回復の妨げになる可能性がある」と説明している。 住宅販売は天候にも左右される。米調査会社パンテオン・マクロエコノミクスのシニア米国エコノミスト、オリバー・アレン氏は「3月は例年に比べ寒く、客足を遠のかせた。その結果が4月の数字に表れている」と解説する。
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ブルームエナジー株はどうなっていますか? Benzinga · 35分前 シースリーエーアイ A (AI.US) 25.830 -1.22% ブルーム エナジー A (BE.US) 17.576 +16.16% ブルームエナジー社 (NYSE:BE) の株価が上昇しており、過去5日間で30%以上上昇しています。何が起こっているか見てみましょう。 詳細: 先週、ブルーム社がC3.ai, Inc.社との提携を発表し、AIを活用したソリューションを導入して、ブルームの製品監視技術の範囲と精度を拡大します。 ブルームは、C3 AI信頼性スイートを使用して、燃料電池サーバーの運用を強化し、信頼性を向上させ、エネルギー出力を最大化します。AIに基づく洞察力は、燃料電池サーバーのパフォーマンスを改善するためのブルームのリモート監視チームに提供されます。 「私たちは、革新を推進し、コストを削減し、私たちの燃料電池プラットフォームの可能性を最大限に引き出し、世界中のすべての人々にクリーンで信頼性の高いエネルギーを提供するという私たちのビジョンを実現することに尽力しています。」とブルームエナジーのCEOであるKR Sridhar氏は述べています。「この提携により、世界中のすべての人々にクリーンで安価なエネルギーを提供するという私たちのビジョンを実現するためのさらなる一歩を踏み出すことになります。」 月曜日、ウェルズ・ファーゴはブルームエナジー社のEqual-Weightの格付けを維持し、株価目標を$12から$14に引き上げました。RBCキャピタルのアナリストであるChris Dendrinos氏は、アウトパフォームの格付を定め、株価目標を$14に維持しました。 Benzinga Proのデータによると、ブルームエナジー社の株式は水曜日ものすごい売買高で上昇しています。セッションで1,050万株以上が取り引きされ、28.64%の株式が新規売となっています。
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ご参考まで。 ==================== エヌビディアの第1四半期決算、ウォール街の予想と注目ポイントは? May. 22, 2024, 10:45 AM エヌビディア(Nvidia)はアメリカ東部時間5月22日午後4時20分(日本時間23日午前5時20分)ごろに第1四半期決算を発表する。その際に同社は証明すべきことがたくさんある。 なぜなら、同社の株価は年初来で91%、過去1年で約200%、2022年11月にChatGPTが発表されて以来500%近くも上昇しているからだ。 エヌビディアの第1四半期決算の市場の予想は以下の通りだ。 売上高:246億9000万ドル(約3兆8270億円、1ドル=155円換算) 一株当たり利益(EPS):5ドル34セント EBITDA(利払い・税引き・償却前利益): 167.4億ドル(約2兆6000億円) エヌビディアの次世代AIチップセット「Blackwell」が今年後半にリリースされる予定であることから、アナリストは現世代のH100チップの販売減速が目前に迫っているかどうかを見極めようとしている。また、投資家にとっては、ガイダンスの更新と、AIチップの需給ダイナミズムに関する見解が最大の関心事となるだろう。 以下は、ウォール街の各社がエヌビディアの決算報告に期待する内容だ。 ウェルズ・ファーゴ:「H100 GPUリードタイムの改善+H200の増加=データセンター分野の売上アップ」 ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)は先週のノートで、エヌビディアの目標株価を1150ドルに引き上げ、「H100 GPUのリードタイムの改善+H200の増加=データセンター分野の売上アップ」と書いている。 ウェルズ・ファーゴはエヌビディアを「オーバーウエート」と評価し、目標株価は1150ドルとした。 バンク・オブ・アメリカ:業績上振れを期待する一方、株価のボラティリティに警戒 バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のアナリスト、ビベック・アリヤ(Vivek Arya)は、エヌビディアは依然として「トップ・ピック」だと考えており、業績予想を上回ると予想する一方で、決算発表後に株価のボラティリティを高める可能性があるのは4つの要因だと述べた。 バンク・オブ・アメリカは、Nvidiaを「買い」、目標株価を1100ドルとした。 ドイツ銀行:AIのリーダーシップは続く ドイツ銀行(Deutsche Bank)は、エヌビディアが「AIコンピュートに対する依然として健全な需要を背景に、数十億ドル規模の健全な業績回復/上昇」を達成することが十分に期待できると述べた。 しかし、その強さの多くはすでに株価に織り込まれており、エヌビディアの株価は「十分に評価されている」と同行は見ている。 ドイツ銀行はエヌビディアを「ホールド」、目標株価850ドルとした。 ブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)のアナリスト、オスカー・エルナンデス・テハダ(Oscar Hernandez Tejada)は最近のメモで、エヌビディアが22日に「堅実なビートとレイズ」を報告すると予想し、「エヌビディアのAI需要列車はフルスピードで走っている」と述べた。 「第1四半期の間、我々は複数の需要シグナル、すなわちクラウドの資本支出見通しの上昇、TSMCによるAIのアップサイド、政府系企業によるAI投資の加速を見た」とテハダは述べた。 「H100のリードタイムが短縮され、H200とGB200の製品が混在するようになった(平均販売価格が上昇した)ことで、エヌビディアは市場を攻める手段を増やしている」 ====================
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(続き) 以下は、ウォール街の各社がエヌビディアの決算報告に期待する内容だ。 ウェルズ・ファーゴ:「H100 GPUリードタイムの改善+H200の増加=データセンター分野の売上アップ」 ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)は先週のノートで、エヌビディアの目標株価を1150ドルに引き上げ、「H100 GPUのリードタイムの改善+H200の増加=データセンター分野の売上アップ」と書いている。 ウェルズ・ファーゴのアナリスト、アーロン・レイカーズ(Aaron Rakers)は、「我々は、2025年第1四半期に向けた準備を楽観視しており、四半期のデータポイントがデータセンター部門の売上高を230億ドルから240億ドル以上に押し上げると見ている」と述べた。 レイカーズは、スーパーマイクロコンピュータ(Super Micro Computer)と台湾セミコンダクター(Taiwan Semiconductor)からの最近の需要データに加えて、メガキャップのハイテク企業によるクラウド設備投資計画に関する最近のコメントも、エヌビディアにとって良い材料になると述べた。 ウェルズ・ファーゴはエヌビディアを「オーバーウエート」と評価し、目標株価は1150ドルとした。 バンク・オブ・アメリカ:業績上振れを期待する一方、株価のボラティリティに警戒 バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のアナリスト、ビベック・アリヤ(Vivek Arya)は、エヌビディアは依然として「トップ・ピック」だと考えており、業績予想を上回ると予想する一方で、決算発表後に株価のボラティリティを高める可能性があるのは4つの要因だと述べた。 1つ目は、エヌビディアのBlackwellチップの発売を控え、四半期収益が減速する可能性だ。このため、7月期には新チップ発売まで顧客の購入が一時停止されるため、エヌビディアの前四半期比売上高成長率が10%を下回る可能性がある。 アリヤ氏は、他の3つの要因について次のように述べている。(2)下期の大中華圏への依存:中国向けの「H20」の出荷開始はBlackwell発売前の下期の成長を助けるが、同時に中国の規制リスクを高める、(3)「40% inference mix」指標の更新が限定的である(これが前回の報告で株価を支えたことを思い出してほしい) 、(4)今後のComputexはおそらく前期のNvidia GTCの予想よりもニュース価値が低い。 アリヤ氏は、エヌビディアの売上総利益率は、過去6四半期で77%まで一貫して拡大したのに対し、70%台半ばと、より「正常化」した売上総利益率を報告する可能性があると付け加えた。 バンク・オブ・アメリカは、Nvidiaを「買い」、目標株価を1100ドルとした。 ドイツ銀行:AIのリーダーシップは続く ドイツ銀行(Deutsche Bank)は、エヌビディアが「AIコンピュートに対する依然として健全な需要を背景に、数十億ドル規模の健全な業績回復/上昇」を達成することが十分に期待できると述べた。 「Blackwell発売に先立ち、一部では受注を縮小する可能性もあるが、総需要動向は依然として健全であると予想している」とドイツ銀行は述べた。 エヌビディアCEOが語った3つのこと…チップとソフトウェア事業の未来について 「全体として、我々はエヌビディアのクラス最高の技術ロードマップに感銘を受けており、同社の顧客によるAI熱は持続する可能性が高いと信じている(メタやマイクロソフトの依然として強力な設備投資のコメントを参照のこと)」 しかし、その強さの多くはすでに株価に織り込まれており、エヌビディアの株価は「十分に評価されている」と同行は見ている。 ドイツ銀行はエヌビディアを「ホールド」、目標株価850ドルとした。 ブルームバーグ・インテリジェンス:エヌビディアは市場攻略のレバーが増えた ブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)のアナリスト、オスカー・エルナンデス・テハダ(Oscar Hernandez Tejada)は最近のメモで、エヌビディアが22日に「堅実なビートとレイズ」を報告すると予想し、「エヌビディアのAI需要列車はフルスピードで走っている」と述べた。 「第1四半期の間、我々は複数の需要シグナル、すなわちクラウドの資本支出見通しの上昇、TSMCによるAIのアップサイド、政府系企業によるAI投資の加速を見た」とテハダは述べた。 「H100のリードタイムが短縮され、H200とGB200の製品が混在するようになった(平均販売価格が上昇した)ことで、エヌビディアは市場を攻める手段を増やしている」 (終)
FRB、利下げに慎重な姿勢維持…
2024/06/01 10:48
FRB、利下げに慎重な姿勢維持の可能性-インフレ鈍化傾向続くも 2024年6月1日 当局が重視する米個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアベースで、4月の伸びが前月比で鈍化。今年に入って最も低い伸びとなった。1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正。個人消費の伸びが鈍ったことが主に響いた。 米CPIコア指数、6カ月ぶりに伸び鈍化-年内利下げへの一歩 (4) 6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、 政策金利を引き下げる前に追加の確証を得たいという結論に至る可能性が高い。 マクロポリシー・パースペクティブズの創業者、ジュリア・コロナド氏 単月のデータに過ぎない。再び進展したとの確証を得るには、恐らくあと数カ月分のデータが必要だ。 連邦準備制度理事会(FRB)でエコノミストを務めた同氏は、 7月利下げの可能性は低いが、 こうした傾向が続けば9月の引き下げは「妥当だ」 ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「金融政策が景気抑制的であり、われわれの目標達成を助けている十分な証拠が得られた」 今年下期にインフレ率の低下が続くとみていると述べた。 利上げの可能性は低いとの認識も示した。 しかし、他の当局者はそれほど自信を示していない。 ダラス連銀のローガン総裁は同日、高い金利水準は政策担当者が想定するほど景気抑制的でない可能性があるとし、将来の調整に備え選択肢が使えるようにしておく重要性を強調した。 当局者は総じて、インフレと金利の動向をより明確に把握するためにはより多くのデータを見る必要があると、これまでに述べている。政策金利の高止まりがなお長期化することが示唆される。 ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏 6月のFOMC会合について、「金利据え置きが決まるだけでなく、近い時期に利下げを実施するとの何らかの手掛かりを得ることも ないだろう」 6月会合では当局者の金利・経済予測も示される。 3月会合では年内の利下げ回数は3回との予想が据え置かれたが、 金利先物市場では現在、利下げは年末までに1回との見方が織り込まれている。