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 連日、債券市場に振り回される相場となっていますが、昨日は前日のリスクオフから一転、リスクオンの動きに。ドル円もクロス円中心に買い戻されるにつれて一時109.96円まで値を上げることになりました。

 米10年債利回りは欧州時間に一時1.1260%まで低下した後、NY勢参入と同時に1.2235%まで急激な上昇。市場からは「CTAとマクロファンドが絡んだポジションの偏りからくる乱高下が繰り返されているだけ」との声も聞かれています。株、為替がこれら米債券の動きに完全にロックインしてフォローしてしまっていることに起因する、落ち着きのない無秩序な動きが続いています。

 いずれにしても、ドル円はアジア時間に入ってからは「4連休を控える本邦実需勢からの買いが断続的に入っている」模様。チャート上でも、一目均衡表雲をきちんと上抜けてきていることから、目先は底堅い展開が続いているといったところ。19日の高値110.10円や16日の高値110.34円がレジスタンスレベルとして意識されています。

 その他では、6月の小売売上高が予想を大幅に下回る弱い数字となった豪ドルの売りが目立つ程度。決して収まったとは言い難い米債券市場は、とりあえず小康状態を保っていますが、明日以降、まだまだ予断を許さない状況に変わりありません。

 日本では、オリンピックの先陣を切って、女子ソフトボールが強豪の豪州を5回コールドで破るという、これまでの各国の選手団の経緯や境遇を鑑みれば、当然と言えば当然過ぎる結果となっていますが、東京市場では「ご祝儀相場という言葉さえ出回らない静かな相場」展開。日経平均も寄付きからの上昇幅を消すような動きでほぼ安値で前場を引けるなど、早くも何もすることのない4連休前の週末モードとなってきています。

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