投稿一覧に戻る ひとりごとの掲示板 145 dailyWorker yes 2021年7月15日 12:15 昨日は、前日の米長期金利の急上昇からは一転、急低下といった動き。米10年債利回りは前日が1.3409%から1.4200%まで上昇したのに対し、昨日は1.4217%から1.3459%までの低下と、ほぼ行って来いの動きとなりました。金利動向に敏感に反応しているドル円は、当然のようにこれらの動向について回る値動き。一時109.94円まで値を下げてNY市場を引けています。 6月米PPIが予想を大幅に上回る強い数字となったものの、同時に公表されたパウエルFRB議長の議会証言での証言原稿が「依然としてハト派的で変わらない内容だった」ことから、米長期金利が低下幅をひろげることになりました。 米下院金融サービス委員会での質疑応答でも、「インフレの進行は一時的ではないのでは?」との市場が直面している直近の解決すべき命題に対しても、「想定よりも速いペースで上昇しているが、今後数カ月で和らいでくる」との従来からの見解を表明しました。 市場との認識のギャップは未だに埋まらないまま、重要なイベントを繰り返し迎えているといったところ。その度に、沸騰したお湯にさし水を加えて、吹きこぼれないように仕上がりを調整しているかもしれません。 今は、火元の炎がメラメラと燃え上がっているところですが、落ち着いた炭火となってさし水が必要なくなって初めて、市場との認識と一致した政策へと変更していくのかもしれませんが、決してお湯を冷ます方向ではないことだけは確かです。 返信する 投資の参考になりましたか? はい0 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
昨日は、前日の米長期金利の急上昇からは一転、急低下といった動き。米10年債利回りは前日が1.3409%から1.4200%まで上昇したのに対し、昨日は1.4217%から1.3459%までの低下と、ほぼ行って来いの動きとなりました。金利動向に敏感に反応しているドル円は、当然のようにこれらの動向について回る値動き。一時109.94円まで値を下げてNY市場を引けています。
6月米PPIが予想を大幅に上回る強い数字となったものの、同時に公表されたパウエルFRB議長の議会証言での証言原稿が「依然としてハト派的で変わらない内容だった」ことから、米長期金利が低下幅をひろげることになりました。
米下院金融サービス委員会での質疑応答でも、「インフレの進行は一時的ではないのでは?」との市場が直面している直近の解決すべき命題に対しても、「想定よりも速いペースで上昇しているが、今後数カ月で和らいでくる」との従来からの見解を表明しました。
市場との認識のギャップは未だに埋まらないまま、重要なイベントを繰り返し迎えているといったところ。その度に、沸騰したお湯にさし水を加えて、吹きこぼれないように仕上がりを調整しているかもしれません。
今は、火元の炎がメラメラと燃え上がっているところですが、落ち着いた炭火となってさし水が必要なくなって初めて、市場との認識と一致した政策へと変更していくのかもしれませんが、決してお湯を冷ます方向ではないことだけは確かです。
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