投稿一覧に戻る ひとりごとの掲示板 131 dailyWorker tran 2021年6月28日 12:59 先週末の海外市場は、米長期金利の動向に左右されることになりましたね。パウエルFRB議長が議会証言で言及したように、米当局にとってインフレの評価はCPIではなくPCEであることが確認されていますが、その5月米PCEとPCEコアデフレータは前年比こそ予想通りだったものの、前月比でいずれも予想を下回る弱い数字となると、米長期金利の低下とともにドル売りで反応。ドル円は一時110.48円まで下押すことになりました。 ただ、その後は米10年債が一転して1.5428%まで大幅な上昇。引けにかけては110.88円まで買い戻されて週末のNY市場を引けています。市場では「前年比ではコアデフレータの数字が3.4%。予想通りとはいえ、絶対値の非常に高い数字は、やはりインフレが一時的であるとの認識を揺るがせかねない」わけで、週末のポジション調整と相まって、結果的には金利上昇を招くことになりました。 週明けのアジア市場では、「基本的には様子見」の姿勢を貫く参加者が多い模様ですが、目立っているのが本邦輸出の売りのみ。盛り上がりに欠ける相場が続いています。いずれにしても、今週末の米雇用統計を控えた6月月末を迎えるにあたり、ビッグイベント前は月末絡みのフローに神経質になっていくのかもしれません。 返信する 投資の参考になりましたか? はい0 いいえ0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
先週末の海外市場は、米長期金利の動向に左右されることになりましたね。パウエルFRB議長が議会証言で言及したように、米当局にとってインフレの評価はCPIではなくPCEであることが確認されていますが、その5月米PCEとPCEコアデフレータは前年比こそ予想通りだったものの、前月比でいずれも予想を下回る弱い数字となると、米長期金利の低下とともにドル売りで反応。ドル円は一時110.48円まで下押すことになりました。
ただ、その後は米10年債が一転して1.5428%まで大幅な上昇。引けにかけては110.88円まで買い戻されて週末のNY市場を引けています。市場では「前年比ではコアデフレータの数字が3.4%。予想通りとはいえ、絶対値の非常に高い数字は、やはりインフレが一時的であるとの認識を揺るがせかねない」わけで、週末のポジション調整と相まって、結果的には金利上昇を招くことになりました。
週明けのアジア市場では、「基本的には様子見」の姿勢を貫く参加者が多い模様ですが、目立っているのが本邦輸出の売りのみ。盛り上がりに欠ける相場が続いています。いずれにしても、今週末の米雇用統計を控えた6月月末を迎えるにあたり、ビッグイベント前は月末絡みのフローに神経質になっていくのかもしれません。
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