ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日経平均株価【998407】の掲示板 2015/06/04

パナ 門真市

シンガポール 2015/06/04(木曜日)
パナ、新商品で域内のBtoB事業を強化[IT]

パナソニックは3日、新たに発売する7商品でアジア太平洋地域の企業間取引(BtoB)事業をさらに強化していく方針を明らかにした。6月5日まで開催されている世界最大級のICT(情報通信技術)展示会「コミュニックアジア2015」の記者会見で発表した。

同社は2015年4月に、アジア太平洋統括会社パナソニック・アジアパシフィック(パナソニックAP)のグループ会社で、BtoBソリューション事業に特化するパナソニック・システム・ソリューションズ・アジアパシフィック(PSSAP)をシンガポールに設立した。立ち上げの背景には、域内のインフラ投資拡大や国内総生産(GDP)成長、カジノなどのエンターテインメント・レジャー産業の活性化を受け、多岐にわたる業界からの需要が拡大したことがある。
PSSAPの坂元寛明社長は域内の事業戦略について、「第一に画期的な商品を提供し続けること。第ニに統括されたシステムソリューションの提供。最後に、当社の弱い部門を見極めた上での合併・買収(M&A)で全体の底上げを図る」と語った。18年まで、売り上げを毎年20%ずつ押し上げていく方針を示した。
会見では、域内のBtoB事業強化のために投入する商品のプレゼンテーションも行った。携帯タブレット「タフパッドFZ-X1」は、防じん・防滴仕様で、過酷な環境にある現場でも取り扱うことができる。また、バーコードリーダー搭載で、小売企業の在庫管理にも適しているという。実際にタイのホームセンター「ホームプロ」を展開するホーム・プロダクト・センターは同タブレットを導入し、コスト削減につながった。
このほか、側面の赤色のカバーが際立った4K対応の小型カムコーダ「AG-DVX200」を紹介。パナソニック・イメージングネットワーク事業部の宮城邦彦氏はNNAに対し、「結婚式の映像・写真事業が盛んなインドでの需要はかなり見込めるだろう。旧型の販売に関しては、インドの売り上げがアジア太平洋の売り上げと肩を並べた」と語った。