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2月26日 23:18

今日から日経新聞で連載が始まりました。

jig-sawがずっと前から見ていた世界にようやく日本が入り始めたのですね♪

IoTとプラットフォームビジネス(1) 「CPS」が生む新しい価値 
東洋大学教授 高梨千賀子
やさしい経済学 2021/2/26 2:00日本経済新聞 電子版

すべてのモノがインターネットにつながる「IoT」という技術トレンドの中で、プラットフォームビジネスが注目されています。この連載ではその構造的特徴や成長メカニズムなどをわかりやすく論じます。

プラットフォームは「GAFA」と呼ばれる米IT(情報技術)大手に代表される企業・消費者間のBtoCや消費者間のCtoCだけでなく、今では企業間のBtoBにも存在します。しかし、プラットフォームは実に多義的です。

ITの世界では「PaaS」「IaaS」などクラウドの技術基盤を、またビジネス分野では取引を円滑に進めるためのマーケット基盤を指すことがあります。それぞれの分野で発展したプラットフォームという概念は、ITや情報通信技術(ICT)の進展により、混然一体で議論されています。この傾向はIoTで加速しているようです。

この連載ではIoTという技術トレンドの中で、プラットフォームの構造的特徴に焦点を当てて議論したいと思います。その特徴はCPS(サイバー・フィジカル・システム)です。欧米でCPSは産業政策を強く意識した基礎的研究に位置づけられています。

IoTは「つながっていないモノをつなげて新たな価値を創出する」といわれます。つながっていない「モノ」は物理的(フィジカル)な物体です。そこからセンサーなどで抽出された大量なデータは、ネットワークを通してコンピューティングシステム(サイバー)に送られ、人工知能(AI)などで分析されます。

分析結果はモノへフィードバックされたり、他のシステムに活用されたりします。情報をモノとサイバー間で回すことで、既存工程の改善や新製品・サービスの創出、ビジネスモデルの刷新につながります。

データのフィードバックループを形成する技術基盤と、分析結果のアウトプット先としてのビジネス基盤で構成するのが、IoT下の「デジタル・プラットフォーム」なのです。