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NEXT NOTES 韓国KOSPI・ベアETN【2034】の掲示板 2019/11/01〜2020/01/10

近代教育と識字率: 日本の統治が近代教育を施し、識字率を上げた説

 
日本が学校を建ててやってハングルをどうのこうの、という物言いが本当に成り立つのか、数字で検証してみます。
まとめ

① 学校を潰して義務教育を施行せず、20年かけて就学率1割台、識字率は2割強。日本帝国は近代教育を妨げた可能性も
② 併合前から書堂などの民間教育があり、併合後も朝鮮人自身による識字運動があった。朝鮮総督府の付加価値が見えない
③ 韓国の識字率が劇的に上がったのは独立回復の後。
④ 医学校や専門学校は併合前の韓国が自前で作っていた。日本帝国の恩恵ではない

つまみ食い用リンク(本ページの途中に飛びます)

日本に併合されたら学校が減った
低すぎる就学率
高等教育は日本帝国の賜物か
おまけ:「日本(人)がハングルを広めた」という信仰について

 まずは手っ取り早く、大日本帝国の栄えある朝鮮文明統治20年の成果を、帝国の正確無比な(たぶん、ね)統計で確かめてみましょう。
 下記に、1930年(昭和5年)の国勢調査結果から作成した識字率のグラフを示します。



 全年齢層トータルでは、ハングルを読み書きできる人は22.2%(男36.0%、女7.9%)です。
 ちなみに日本仮名だけ読み書きできる人は全ての年齢男女クラスタを通して0.2%を超えません。

 20年も空費して一体、何のていたらくでしょうか、これは。

 学齢期の10代ですら識字率が男性で半分いかず、女性に至っては1割台なかばです。
 併合後に日本帝国より賜ったとかいう近代教育が朝鮮人の識字率を劇的に上げたなら、こんな事起こる筈がありません。

 この時点で早くも、日本帝国は初等教育の普及を怠っていたことが露見されます。実際、朝鮮総督府は最後まで義務教育を施行しませんでした。

 更に、併合のかなり前から朝鮮・韓国自前で、16~20%程度の識字率を確保し、漸次改善していた事をこのデータは強く示唆しています。
 40代以上の識字率が男女各々最高齢層に至るまで緩い下降を描き、80歳以上でも16.8%(男35.4%、女4.2%)に達している事、40歳以上の女性に日本仮名を読み書きする人が殆ど居ない事に注目しましょう。
 後出しの日本統治でこういう分布にするには、60歳超のじっちゃんばっちゃんまで若者と同じ文字教育に呼び出さねばなりません。それ自体が至難の業ですが、呼び出したなら日本仮名の理解者が高齢層でほぼ皆無である事の説明がつきません。