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NEXT NOTES ドバイ原油先物 ベア ETN【2039】の掲示板 〜2015/08/30

CNBC8月27日記事
【40ドル原油に対するテキサス原油生産者の見解】④

しかし、ペルミアン盆地の原油に関係する企業や組織が全て上手く行っているわけではない。
原油ガス企業や原油から上がる税収に依存する自治体から掘削企業へ貸付をしているウォール・ストリート企業を含め、多くの組織や人間がペリミアン盆地のプレイヤーとりわけ小規模企業や新参者を注視している。
零細オーナー企業は景気の波で打撃を受けやすく、支払期日を何とか凌いで存立している。
比較的規模が大きく資金的余裕もあるプレイヤーはそうした零細企業から資産を取り上げるチャンスを静かに待ち受けている。
多くの場合M&Aの形さえ取らない。単に稼働資産―つまりは操業中の油田―を切り売りさせるだけだ。
ターゲット企業の倒産さえ期待される。原油安が長く続けばその数も増えよう。現状では借金返済期日が到来しても貸し手はジャンプを積極的に受け入れないので、既にクレジット・クランチが業界にはびこっていると認識して良さそうだ。
仮にFRBが利上げに走れば、懐に余裕のない零細石油企業にとって借入の重みが増すだけでなく、金利上昇から生じるドル高も商品価格を下押しし収益を直撃することにもなる。
前出のロビンソンは「過剰支出と過剰資本にまみれている企業は散見する。原油価格が高いときでも危険性はそれなりに存在する」「企業によっては危険は更に増すだろう。それはそれでヨソにとってはチャンスだ。それがジャングルの法則だ」と言う。


クレジット・クランチに直面した企業にとっては、たとえ油価が下がったからと言っても開発した油田から原油をくみ出す以外出来る事はない。
それ故、原油価格が暴落しても生産が実際に減少するまではタイムラグが生じる。
エレベーション・リソーシーズのプルエによれば、その期間は6か月に及ぶと言い、年内は生産ペースは落ちていき2016年初頭の生産量は最大で1百万バレル/日まで減少するだろうと言う。

ロビンソンも言う:「現下の課題は効率改善だ。原油採掘は産業の上流にあることを忘れてはならない。支出はできる限り賢く方策を立てねばならない。これらを守れば成功できる。それがエネルギー産業と言うものだ」「エネルギー産業は農業みたいなものだ。作るものが食料かエネルギーかの違いだけだ」