(株)ヤシマキザイ【7677】の掲示板 2019/07/25〜2019/10/10

　インドネシアへの関心が高まっている。同国にはソフトバンクグループ<9984.T>が出資先を通じて２１００億円の投資を決めたほか、トヨタ自動車<7203.T>もＥＶ（電気自動車）の開発拠点を立ち上げると報じられた。これまではドル高が新興国市場への逆風となっていたが、米国の利下げ次第では追い風が吹く。関連銘柄の出番も早まりそうだ。

　インドネシア政府は経済振興に向けてスタートアップを支援し、ソフバンＧはこれに応じる形でＡＩ（人工知能）やＥＶ分野の事業を現地で注力する。同国では４月に大統領選挙が行われ、現職のジョコ・ウィドド大統領が再選された。ジョコ大統領は経済開発を優先する方針を示しており、同国の中銀も７月に利下げに踏み切るなど成長の後押しに動いている。
　ソフバンＧやトヨタ以外にも、シノケングループ<8909.T>がＲＥＩＴ（不動産投資信託）運用を開始した。米中貿易摩擦問題の影響から中国から東南アジアに生産拠点を移す動きが広がっている。

＜日車輌、酒井重も注目＞

　このほか関連銘柄では、日本車輌製造<7102.T>が車両の受注を積極化。中古車両輸出ではヤシマキザイ<7677.T>も存在感を高める。インフラに絡んでは、現地に工場があるロードローラーの酒井重工業<6358.T>の株価に底打ちの兆しが出ている。