ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

Kudan(株)【4425】の掲示板 2024/05/11〜2024/05/16

109

Dream 強く買いたい 5月13日 09:06

最近の太陽活動によるGPSなど衛星測位システムの位置精度低下とその対抗策

我々が受ける相談も、まさにこの課題でした。このような課題は、今後数年は繰り返されると推測されており、自律走行ロボットなどが用いる測位システムは、GNSSの精度低下に対応できるようなロバスト性の高いものでなければなりません。

では、太陽活動がGNSSに与える影響を軽減するにはどうしたらよいのでしょうか。

SLAMはどのように役立てるか?

GNSS信号の信頼性低下を克服するための最初の選択肢としては、上記の課題に対してより堅牢で先進的なGNSSシステム[1]を探すことです。高度な受信機を持つシステムは、標準的な受信機では困難な条件下でも信号の追跡を続けることができます。

しかし、根本的な対策を講じるのであれば、測位システムにお互いに依存しない複数のアプローチを導入する必要があります。私たちは、GNSS信号が利用できない場合の仕組みとしても機能する3D SLAMをGNSSと組み合わせて使用することを推奨しています[2]。

3D SLAMは、カメラ画像や3D-Lidarの点群データがあれば、屋外環境でも正確に機能します。

採掘場、農地、駐車場などの広く開放的な空間では、3D-Lidar SLAMよりもVisual SLAMの方が有効です。3D-Lidar SLAMでは、センサの周りにある物体を一定以上検出する必要がありますが、上記のような広い空間では検出できない可能性があります。一方、Visual SLAMは、そのような場所でも視覚的な特徴を使ってトラッキングを続けることができます。しかし、50m~100mの範囲に物体がある場合や夜間においては、3D-Lidar SLAMの方が精度とロバスト性に優れています。

究極のソリューションは、カメラと3D-LidarをGNSSやその他のセンサと融合させることです。長期的には、このソリューションは、様々なユースケースに対して信頼性が高く、堅牢で、正確な測位システムの確保に役立ちます。

既存のGNSSベースの測位システムでパフォーマンスに問題がある場合、今回ご紹介したような理由が考えられますので、ぜひKudanにご連絡ください。このような障害による運用停止を回避し、お客様の適用事例に必要な精度と性能を取り戻すべく、カスタマイズされたSLAMベースのソリューションをご提案させていただきます。